書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

入出のお祭り

今年は写真一切無し。かろうじて娘が太鼓を叩く姿を収めたビデオが一つだけ。

お祭りに出るようになってからまだ3年。たった2回しか出ていないのに、屋台に付いて回れないことがこんなに寂しいものだとは。

まる二日間、屋台運行を共にしていれば、そりゃあもういろいろ大変です。少ない人数で役割分担をして、時には屋台と離れて入出の中を歩き回ることだってあります。足も痛いし、太鼓を叩いてても痛いし。ま、手の痛みは、太鼓を叩けた喜びとして受け入れられますけれど。

大変ですけれども、みんなでワイワイと盛り上がるのは楽しいんですよ。濃密な時間なんです。一年でこの時期しかゆっくり話すこともない仲間なのに、みんながお互いを分かりあってるんです。私はまだまだそこまで入り込めてませんけれど、それは時間が解決してくれると思います。

というわけで、寂しい思いをしながらも、今は自分の役割を果たしましょう。入出の中を運行する3代の屋台には、二人ずつ警備がつきます。薄暗くなる夕方から、各支部へ屋台が帰るまでの間が消防団の担当です。

また、夜間の運行ルートは、長時間にわたって一般車は通行止になる区間ができます。地元の車でも入れません。狭い一方通行の通りに、屋台が3台とも入っていくんです。そこに車が入っていっても、バックで帰ってくるしかありません。

その通行止を作り上げるのが、私を含めた三役の仕事です。その間およそ2時間。やってみて分かったのです、これは結構、精神的重労働。単に通行止にしていればいいわけではなく、通行止め区間に入りたい車両の目的地を聞き取り、屋台の運行ルートと時計を見比べて屋台の現在地を推測し、運行に支障がない=車両側にも危険がないと判断すれば、車を通してあげます。

夕方から夜にかけての時間帯、屋台の現在地に関しては、消防団分団三役が最も詳しいんです。実は。この事実って、もっと拡散して有効利用した方がいいような気がします。

今日の問題点は、警備担当団員に渡した無線機の調子。事前に正常動作することを確認しているのですが、現場で使い出すとうまくいきませんでした。私も直接現地でいろいろ設定を確認したものの、警備をしながらになるのでじっくり検証というわけにもいきません。結局は、団員同士、携帯電話で連絡を取りながらの警備となったようです。

さらに悪いことに、無線機がおかしいことを私も目と耳で確認しているのですが、お祭り終わって自宅へ無線機を持ち帰って検証したところ、ちゃんと動くんですよ。わけがわかりません。

明日、電気屋さんで診てもらうことになっています。無事に解決するといいんですけれど。