書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

屋台の組み立て第一回

午前中に秋祭りに使用する屋台の組み立てがありました。二階建て屋台の、まずは一階部分の組み立てです。ここを組み立てると大太鼓を据え付けられるようになり、太鼓の練習を始めることが出来ます。


概ね時間通りに到着すると、すでに準備は始まっていました。ほぼお祭りのためにしか使わなくなった入出東部地区集会所が、屋台の収納庫となっていますが、すべてばらして収納されています。他の中部地区・西部地区は屋台を組み立てたまま格納できるように建て替えられているのですが、東部地区はお金の問題よりもまずは、その立地条件も懸案となっていて、建て替えには至っていません。


漁船の船着き場に面したその立地は、津波が心配され、また豪雨での浸水が心配され、どうせ建て替えるなら他の場所に、という発想が出てきてしまいます。しかし替わりとなる用地も見つからず、話が立ち消えになることを繰り返しているのだとか。


これは解決が難しい問題です。


今日、屋台の組み立てを手伝いまして、さっぱり役には立てなかったのですが、この組み立ての大変さを思うとなんとか屋台が格納できる集会所に建て替えられないかなと切に願ってしまいます。


もっとも、一番役に立てなかったのは、太鼓の樽に皮を張る工程でしたのです、これは毎回やらなければならないわけでして、建て変わっても毎年役に立てない感を感じるんだろうなと思います。かなり力のいる仕事なので、私が間に入ると縄が途中で緩んでしまいそうで、手が出せませんでした。最初の頃なら緩んでもダメージが少なそうなので、来年は一番最初の辺りで手を出してみたいと思います。そこを逃すと、また最後まで眺めているだけになってしまいます・・・


居所の無さを感じた半日でした、これからの準備で、居場所を作れるように、がんばろうと思います。