書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

今日も無事に宗務所出勤。朝一番に訃報が届き、枕経を終えてからの出勤となりましたが、来週末に控える教区長会に向けた準備を進めることが出来ました。


お手当の用意です。


教区長会を開くと、教区長と職員に手当が発生します。金額については、教区長さんにのしかかる責任を考えたらせめてこれぐらいは、という程度の金額でして、経費削減を進める中でも手を出さずにいるところですが、支給の仕方で少し悩みが発生しています。


以前は現金を直接手渡ししていたのですが、最近は要望に基づいて全員分を1つの口座に入金しています。そうなると、手当用の現金を銀行で出金したついでに、その口座へ入金することが可能になるのですが、会議に出席しない限りは手当を支給できません。


何かしらの緊急事態のため会議開始間際に急遽欠席、などとなったりすると、事前の入金では問題が発生してしまうのです。


返してもらえばいいわけですが、出金の記録は残っているので、ちゃんと返金の記録も残さなくてはなりません。それは手間です。


かといって、出席を確認してから入金では、当日の入金は間に合いませんし、次の執務日まで宗務所で保管しておくのもなんとなく嫌。常々宗務所に備えている現金も少額とは言え有るわけで、それと比べても小さい金額なので保管しておくことに殊更危険であるという感覚は持っていません。


・・・ああ、手当がたいした額で無いことが明らかに・・・


ただ、会議の際に領収の印鑑をいただくわけで、ということは、そのお金は宗務所のお金では無くて教区長さん方それぞれのお金というわけで、他人のお金を預かっていることになります。


もし万一盗難にでも遭ったら、どれほど面倒な手間が発生するか、容易に想像が付きます。


それなら、事前に入金してしまって、万一欠席の際は返金してもらった方がまだ手間が少ない・・・と考えてしまいます。ま。事前に入金することに対して他に問題が無いわけではありませんが。


教区長会を迎えるたびに、そんなことを考えながら悶々としているのです。幸い今まで皆さん方、無事に出席して頂いてますので問題は発生していませんが。


お金を預かるに当たって、盗難などによる損害の責任は負わない旨、ちゃんと取り決めをして文書にしておけば良いのですけれどね。教区長会は難題が多く議題に上がるので時間が延び気味で、そうしたことをする時間を取る気が起こりません。もっと大金なら、真っ先にそうした取り決めをするんですが。


いや、そもそも、預からないかな。


庶務主事の仕事、すっぱり割り切れない内容のものが多いなぁ、なんて考えている任期2年目終了間際のこの頃でした。あと2年だぁ〜