書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

ここまでは、よく聞く話。

今夜はお通夜が予定されています。朝から、それにむけて時間調整の算段を続けました。当初から入っていた妻の夜の予定をどうするか、子どもたちの入浴はどのタイミングで。子育て世代はいろいろ難しいのです。


昨日から今夜まで住職が留守なので、頼れる人はいません。どんなに用事が重なっても、予定はこなさなくてはなりません。


でもまあ、お通夜だけならなんとかなりそうという雰囲気があったのですが、そこへ訃報が飛び込んできました。お通夜の前に枕経へ行けるか、お通夜の後になるか、微妙なタイミング。入浴のタイミングをさらに前倒しして、私は夕食を摂る時間が無いかも知れないなー、なんて思いながら枕経の用意をお通夜のセットの中に詰め込んでいました。


妻の予定は途中で切り上げて帰宅することにしてもらえました。日中であれば、子どもたちの面倒は母に見てもらえば良いのですが、お通夜から引き続き枕経となると、子どもたちの就寝準備〜寝かしつけという、レベルの高い内容が入ってきてしまいます。それはさすがに頼めない。末っ子が幼稚園へ通うようになれば、それも可能になるんだとは思いますが。きっと長女がやってくれるんじゃないかな、とも。


結局、夕食は無事に食べられまして、子どもたちが食べ終わる頃にご遺体の帰宅の連絡が入った枕経はお通夜の後に行くタイミングとなって、お待たせして申し訳ないことにはなったのですが、ともかくお通夜〜枕経のけっこう精神的に堪える組み合わせを無事に勤め上げることが出来ました。


その代わり、夜中に仕事をしようとコーヒーをマグカップに入れて椅子に座ったらすぐに寝落ちしてしまって、この日記は翌日書いてたりする有様だったのですけどね。


目が覚めたら日付が変わっていました。さすがに焦りましたよ!