そんなお盆直前の月末、お葬式のトリプルヘッダーでした。正太寺のお葬式が1件、隣寺さんのお葬式が2件。お互いのお葬式には維那として随喜することが習わしの間柄ですので、依頼があればよほどの事情が無い限り、断りません。
それが例えお盆直前でのどをいたわりたい時期であっても。
お葬式のトリプルヘッダー。こんなに嬉しさの無いトリプルヘッダーも他に無いでしょうね。儀式を勤め上げた達成感よりも、人の死に対する悲しみの方が大きいです。
喜んで送る人はいないでしょう。みんな悲しいのです。
こういうときは、僧侶でいることが辛く思います。