書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

8月14日。随喜。

午前中、組寺である利木地区の2ヶ寺で山門大施餓鬼会に随喜しました。浜松市の方では随分大勢の僧侶が集まって勤められるようですが、こちらでは組寺5ヶ寺だけでお勤めします。1ヶ寺は兼務寺院なので、僧侶の人数は4人。正太寺の東堂と、もう1ヶ寺、修行から戻られた若さんがいまして、その若さんを加えて計6人でお勤めします。ギリギリの人数です。

若さんがいない時は、5人だけでしたからね。寂しかった。

大施餓鬼会の中身も、曹洞宗本来のやり方から少し省略されています。ばっちりやってしまうと時間がかかりすぎて、この暑い最中、参列の皆さんにも大きな負担となってしまいます。我々が暑い中頑張るのは勤めなので覚悟の上ですけれども、いくつかの法要を執り行いますので、省略しても1時間は要します。

本堂内は扇風機しかありませんし、入りきれずに外で待たれる方は木陰もあったりなかったり。最近の暑さですと、熱中症の危険性も考えなくてはなりません。

短すぎても拍子抜けかもしれませんが、長すぎるのもまた考えものです。その時々に合わせて、いい具合のところを狙っていきます。

ちなみに、今日の2ヶ寺では、お楽しみが待っています。1ヶ寺ではかき氷、もう1ヶ寺ではコーヒーフロートが毎年用意されています。高校生の頃から随喜していますが、毎年これが楽しみなのです。お盆中はどこへも出かけられません。かき氷も食べられる機会はありません。コーヒーフロートなんてなおのことです。

今年もご馳走になりました。ありがとうございました。

午後からは正太寺の山門大施餓鬼会の準備。師匠と二人でできるだけのことはしてありますが、大物の準備はお世話人さんのお手伝いが欠かせません。本堂正面に設置する水向け棚、特別区用の塔婆をお祭りする本堂内の施餓鬼棚。この二つが今日のメインです。

総代さん世話人さん、合わせて18名がかりで2時間を要して、準備が完了しました。みなさんお疲れ様でした。山門大施餓鬼会は13時からですが、お世話人さんには明日10時に集合していただいて、細かな外のお飾りや、駐車場整理のお仕事をしていただきます。今日は涼しかったですが、明日は多分暑くなります。15日は毎日暑いんです。お世話人さんがた、あなた方がいなければ正太寺の行持は成り立っていきません。よろしくお願いします。