書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

お悔やみへ

電気屋さんの売り出しへ行って、記念品を貰ってくるような午前中を過ごした後、午後のおやつの時間を少し回った頃に子どもたちを早風呂させて、私はお悔やみへと出かけました。


昨日訃報の届いたお寺は、浜松インターの近く。正太寺からの距離の割には、早く着きます。1時間かかりませんね。


葬儀屋さんがご遺体を搬送する前のご供養に、宗務所職員は加わらせてもらおうというわけで、その30分前からお勤めをする予定でした。


さらにその30分ほど前に着いた私。ちょっと早すぎるかな、と思ったら、書記さんが2人、すでに駐車場で待っていました。


待つ、という選択の出来る2人です。私はきっと、待たずに単身お寺へ向かい、しどろもどろの挨拶をしてしまうところてじょう。


私が着くとすぐに別の主事さんも到着されたので、今回は4人もまとまってお寺へ入る事が出来ました。こうなると、お悔やみを伝えるのも、緊張が少し和らぎます。しゃべりたい言葉がちゃんと出てくる。


嘘。ちゃんとは出てません。小さな声で語尾を濁す。こういう時の定番のしゃべり方です。


その後しばらくして参加可能な職員が揃い、ご遺体が納棺されたところで、お勤めをさせていただきました。


お勤め後、棺を霊柩車まで運ぶのを手伝えたのは、うれしかったですね。


長居はご迷惑になるので、その後すぐに解散となり、緊張の時間はひとまず終わりを告げました。帰りの道のりも1時間弱。つい、いずれは来るであろう、自分が師匠を送る時を考えてしまいます。順番通りであれば良しとするしかないわけですが。