書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

午後のお参りはOK?

最近受けた質問です。午後からお参りしても良いですか?というもの。そういえば、以前にも聞かれた事があるし、嫁さんも言ってたな。


正太寺としての回答は、何時でもOK!
ただ、暗くなってからは防犯上の理由もあり、控えた方が良いでしょう。


午後からのお参りがいけないとよく言われますが、理由として、帰り道に暗くなってしまうと、つまづいたりしてケガをしてしまうよ、という説があります。


境内はともかくとして、今では道路はだいたいきれいに舗装されてますから、そうした危険は少なくなりました。もちろんちょっとした段差はアスファルト路面にだってありますから、気をつけなきゃなりませんが


はっきり言えるのは、お寺として、どの時間にお参りに来ていただいても、断ったり叱ったりする理由はありませんよ、ということです。


夜にお参りに行くなんて、よほどの心境でしょう。普通なら、暗くなってからは行きたくない場所の筆頭でしょう。それなのに行きたくなるなんて、尋常ではありません。


お寺として、それを受け入れないなんて、あり得ません。


また、曹洞宗寺院はいつでも門を開いています。門扉すらないお寺も多いです。元来の意味は、修行を志す者をいつでも迎え入れるという意思表示なのですが、それはお参りの方に対しても同じことでしょう。


曹洞宗寺院である限り、いつ何時でも、拒まないのです。


ご理解いただけましたか?正太寺へのお参りであれば、いつでもご遠慮なくお越しください。ただし、他の寺院の場合には、御住職それぞれにお考えがありますから、一度聞いてみるのがよいでしょう。こんなことで悩む必要はありません。聞けば一発です。