書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

原発。気が重い。

日記に何を書こうかと考えているところに、Twitterで恐ろしい話を目にした。


原子力発電所とは、どういうものなのか。
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html


さらに、こちらの映像。イギリスで放送されたようですけど、日本ではどの局も放送していないのかな?
http://video.google.com/videoplay?docid=4411946789896689299#


チェルノブイリの事故だって、体制側が認めている死者は少数ですけど、因果関係の立証が難しいというだけで、実際には数万人規模、数十万人規模じゃないかという話も読みました。


もう、以前の日本には戻れないんじゃないか。そういう思いが頭をよぎります。考えたくないけれど、想定しておかなくてはならない事態。自分の子どもたちが、近い将来、難しい環境の中で生きて行かなくてはならないのではないか。


今はまだ、農産物や水への放射能の蓄積はたいしたことはないのでしょう。でも、この状況がどれだけ続くかによって、いずれ安全ではなくなるのでしょう。一刻も早く放射能の漏れを止めなくてはならないのに、いつ止められるのか目処は立っていないようです。


静岡県内にも浜岡に原発があります。止めない理由は無いでしょう。閉鎖は出来ても、現実として撤去の出来ない原発。そんなもの、もういらない。石油燃やして二酸化炭素を出しまくって海面が上昇しても、原発よりはまだ安全かも知れません。目に見えるんですから。


他の発電方法の開発も盛んに行われています。原発に投資する資金をそちらに回せば、もっと進むんじゃないでしょうか。各家庭の屋根をソーラーパネルで覆えば、それこそ発電所は要らなくなるのでは?電力会社に売れるほど発電できるというのですから。


日本人は、世界的に見ればおとなしい民族性を持っていると思います。それは島国で生きていくのに適応したすぐれた特性だとは思いますが、原発に関しては、もう、そんなこと言ってられないのではないでしょうか。


私は、ついさっきまでは、原発に対して必要悪、という程度の認識でした。でもこれからは、明確にノーと発信します。電気が足りなくなったら、私大好きな電子機器を動かせる時間も減ることでしょう。でも、それよりも、子どもたちに安心して暮らせる日本を残したい。


もう、手遅れかも知れないけれど。より状況が悪化しないように。