書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

大相撲を民放が中継したら

カタッ苦しくも見える国技たる相撲を、柔らかく面白く演出したりするのかなと想像をふくらませたのですが、調べてみたら、民放開局当時は競って放送していたんですね。それがスポンサーなどの都合で撤退が相次ぎ、NHKだけが残った、と。


国技ですから、視聴率取れなくてもNHKなら中継する理由付けにはなります。でもなぁ、国技なんだから、いろんな局にいろんな形で放送してもらいたいとも思います。


最初の撤退の原因となったのは、在京4局が同時間帯に生放送して世間のひんしゅくを買ったことのようですね。そりぁまあ、ひんしゅく買いますよね。昭和天皇崩御の際に、葬儀の模様をほとんどの局が生中継して、たしか御生涯を振り返るような特集もあったような。まだ中学生だった私は辟易としたのを覚えています。そういう状態が相撲の場合は15日間ですから(その頃もひと場所15日間だったのでしょうか)、たまったものではないですよね。


でも時代は変わりました。相撲本来の面白さに民放の持っている演出技術を加えたら、またひと味違った大相撲中継が出来上がるのではと思います。他のスポーツ中継だって、局によって特色があるじゃないですか。是非見てみたいです。


ただ、民放にとってはスポンサーが付くかどうかがまず第一です。しかも、夕方のあの時間は、ローカル局が特色のある番組を編成している時間帯です。そこにキー局が割り込んでくると、ローカル局は嬉しくないかもしれません。


でも、見てみたいなぁ。場所毎に放映権を取得するとか、もしくは1日単位で、とか。終盤戦のどの日を取るかというのは、なかなか難しいですよね。千秋楽前に決着が付いていることもよくありますし。


そんな具合で妄想を広げています。楽しいですよ。やたらテロップの入った相撲中継を想像するのは。