書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

完全休日のつもりが、よく働く一日に

お経を読む仕事の無い日=休日、という認識で生活するのがお寺です。もちろん朝のお勤めはありますし、仏様にあげものをしたりと、やることはあります。それは仕事ではなくて、修行なので、休日でも関係ないのです。


そして、休日とは言え、事務関係の仕事は結構あります。宗務所の仕事も家でやったりしますので、それらを勤務日に数えたら大変なことになります。そういうことをしない日なんて、月に1日もないんじゃないでしょうか。


もちろん、フルタイムで取り組んでいるわけではありませんから、それで過労死をするようなこともありませんし、ただストレスが蓄積されていく程度です。そして、いくらストレスが蓄積されようとも、精神的に強いはずの僧侶という肩書きがありますから、負けるわけにはいきません。がっちがちです。


そんな具合の毎日なのですが、今日は、完全休日にしようと考えていました。お経もないし、そろそろ何もしない日があってもいいだろうと。


そう考えて昨夜眠りについたのですが、今朝になったらすっかり忘れておりまして。そして、起床とともに頭痛に襲われたものの、新品の目薬を差したら気分が良くなり、その後は快調に仕事をこなしてしまいました。


完全休日にしようと考えていたことを思い出しのは、午後の2時を過ぎようという頃だったと思います。少しだけ残念な気持ちになりました。でも、仕事がはかどったのはうれしかったです。最近、こんなに快調な日はなかったですから。


不思議なものですね。仕事をしようと決めているときには体調が優れず、仕事するつもりの無かった日の方が、そんなことを考えていたことすら思い出さないほどに集中できるんですから。ほんとにもう。