書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

昔はワクワクしたけれど、今はしないこと

夏に購入したVAIO向けに、専用ケース格安販売のメールが届きました。なんと5割引。本革製で1万円強という価格でしたので眼中になかったのですが、半額となって6千円弱。まだ高いですけれど、コストパフォーマンスは抜群となりました。


買う買わないはともかくとして、最近ではこういうメールが来ることはそう珍しくありません。ユーザーに対して特別販売を実施して、その限定であることをアピールすると、けっこう売れるんじゃないでしょうか。限定という言葉に弱い人は多そうですし、パソコンの周辺機器でしたから、そのパソコンのユーザーに絞って販促を展開するのは非常に効率がよいはずです。


でも私がインターネットを始めた頃は、そういうメールは来ませんでした。15年ぐらい前、かな。そもそも何かハードやソフトを買っても、ユーザー登録はハガキでするのが当たり前でした。オンラインで登録なんて、滅多に見かけませんでしたね。


オンラインで登録すれば、自然とメールアドレスを入力する流れになります。そして購入情報とメールアドレスが企業の手に渡れば、その紐付き情報を利用しない手はないですよね。でも、そもそもオンラインでの登録手段がなかったのですから、メールで販促情報が来るなんて事、無かったです。


それがいつの頃からか、来るようになりました。バージョンアップの案内や新製品の案内なら、興味のある物についてだけさらっと目を通しておしまいですが、何かが安くなると書かれていれば、チェックせずにはいられません。買わないにしても、何がどれくらい安くなっているかって、気になるじゃないですか。ワクワクしました、非常に。とにかくチェックをしました。


それが最近では、ちょっとぐらい安くなっていると言われても、全然気にならないんですよね。必要のない物がいくら安くなっていても、興味がわかなくなりました。年取ったんでしょうか。寂しい限りです。何にでも食いついて、何でこうなるんだろうと想像や推理をしていた頃が懐かしいです。


今はもう、仕事上で必要なさそうな物は無視しますし、趣味に関する物は・・・買えるような価格の物が無いので断腸の思いで無視します。細かく見ると欲しくなるから。


ただ、そんな今の私にも無視しきれないメールを送ってくる会社が、2つあります。ソニーとアップル。なぜだか惹かれるんですよ。通常のメールマガジンや広告であれば気にならないのですが、ちょっとでも何かを安く売ると書かれていたら、昔のようにチェック魂が燃えてくるのです。


恐ろしい会社たちです。


しっかし。この専用ケース、欲しいなぁ。25日までの限定、しかも数量まで限定か・・・