書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

初めてオンラインストレージにデータを救われる

オンラインストレージというのは、インターネットの向こう側に自分用のハードディスクがある、という感覚の物です。レンタルサーバーなんかだと、サーバーのデータを読むのはともかく書くのにはFTPソフトを使わなくてはならなかったり、そもそもアクセス制限をかけるのが大変だとか、いろいろ理由があってとてもハードディスクの代わりには使えないのですが、世の中にはオンラインストレージという便利なサービスがあるのです。


中には無料で使える物もありまして、私も使っています。一番使っているのは、有料ですがiDisk。アップル社のMobileMeサービスのひとつです。Macの中でそれこそ空気のように存在しているので、ハードディスクと区別して扱うことの方が難しいぐらいのサービスです。ただ、サーバーがアメリカにあるらしく、その分ちょっと遅いのですよね。


もう一つ使っているのは、Dropbox。こちらは中国かな?こちらも専用ソフトをインストールすると、空気のごとく働いてくれます。自分で決めたフォルダの中を丸ごとインターネット上にコピーしてくれます。これは自動でやってくれますから、とにかくそのフォルダにファイルを置くだけで良いのです。全て英語のサービスですが、使い方があまりに簡単なため、それを意識することはほとんどありません。


特徴的なのは、ファイルの更新履歴を管理してくれること。ファイルが書き換えられるたびに自動でコピーされるのですが、書き換えられる前のファイルを後から取り戻すことも出来るのです。それも、何日前のデータを、というように順次辿っていけます。


今日、家計簿のファイルが突然「壊れた」と家計簿ソフトに言われ、そのソフトが自動でバックアップしてくれたファイルではここ数日の記録が失われていて、でもレシートはすでに捨ててしまっていて途方に暮れそうだったのですが、先に書いたDropboxの機能によって、壊れる直前のファイルを入手することが出来ました。壊れた原因は分かりませんが、壊れた時点で「ファイル変更があった」と認識されて、壊れたファイルがDropboxにコピーされ、壊れる前のファイルは、以前の履歴として保管されていたのです。


ですから、Dropboxからしたら「古いファイル」なのですが、私からしたら最新のファイルを、取り戻せました。これはうれしかったです。これほど分かりやすい形でオンラインストレージの利点を享受出来たことはありませんでしたから。使っていて良かったと心底思いましたね。


皆さんもいかがですか?
ユーザー登録は必要ですが、専用ソフトのインストール中に行えますから、そんなに難しくないと思います。辞書片手にいかがですか?無料で2GBの容量が使えます。よく使うファイル群を保管するには、十分と思います。Macだけでなく、Windowsでも同じ使い勝手で使えます。おすすめですよ。


ちなみに。
ここまで書いておいてなんですが、履歴管理の詳細は、上で述べたのには間違いがあります。分かりやすく書くとああなりますが、実際にはもうちょっと違った動作なのですよ。利用者から見た動きとしては正しい記述と言えると思いますが、技術的な文書としてはとても正しいとは言えない文章であると、ここに注意書きをしておきます。日記ですから、こんなもんで良いでしょ。