書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

ホームページって何だろう

とあるところからホームページについて質問されたので、その影響で少し考えを羽ばたかせてみました。


ホームページを作る、と一口で言っても、作りたい物によって方法がいくつかに分かれます。一度作ってしまえば、後は年に一度書き換えがあるぐらい、というのであれば、安いホームページ作成ソフトを使って、自分で作るのが一番安上がり。自分で作れば書き換え方法も分かりますから、一度作ってしまえば以降誰にも頼らなくて済みます。


毎日書き換えが発生するようなものですと、作成ソフトでは限界が出てきます。最初のうちは簡単に対応出来ますが、そのうちに嫌になることでしょう。そんなときは、そういう書き換えを前提としたシステムを組みます。


ブログをたとえにすると分かりやすいでしょうか。多い人だと毎日書きますよね。すごい人だけ一日に何回も記事を書きます。あれは、ブログシステムという物が動いていて、書く人は専用のページで文字を書くだけなのです。ネット通販の備考欄のようなものです。書いたことが確認ページに出てきますよね?ああいう仕組みです。


ブログシステムは、ブログサービスという形で無料で提供されていたり、ソフトを購入して自分でサーバーと呼ばれるインターネット上に置かれたコンピューターに組み込んだりします。今どきは自分でやるにしても、ずいぶん簡単になりました。サーバーにコピーした特定のファイルをブラウザで開くだけ、とかね。


そんな具合で、作るのは比較的簡単です。問題なのは、中身です。お寺の紹介をしたいのなら、最初に作ってしまえば仕事は終わりですよ。お寺の建物がそんな頻繁に変わることもありませんし、行事もだいたい毎年同じ事の繰り返しです。


でも中身が変わっていかないと、人は見に来てくれません。チラシと同じで、一度みたら用済みです。これが難しい。変化のない所に、変化を付けなくてはいけません。


無理矢理な例としては、正太寺てんぷるでは以前、毎朝浜名湖の写真を撮って掲載するということをしていました。ぱっと見は変わらないんですけどね、確実に写真だけは変わってるのです。晴れの日もあれば雨の日もある。とにかく毎朝、だいたい同じ方向を写真に撮り、掲載していました。


どこかで話題にならないかなと思っていましたが、ついに一度も話題にならず、朝の時間にゆとりが無くなって止めてしまいました。


現在はこうして、毎日日記を書いています。つまらない内容ですが、昨日見に来てくれた人が今日もう一度来てくれたとして、その人が「何も変わってないな」と思うことのないように書いています。


でももっと変化が欲しいと考えています。難しいです。なんにしましょうね。