Yahoo!JAPANニュースのトピックス欄は、私が毎日何度か確認する大事な欄です。時事情報、それも大きな話題だけをざっくりと見せてくれるので、新聞を読む時間の惜しい最近の生活には、欠かせない情報源となっています。
今夜、その中にサプリメントの話題がありました。曰く、
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- 現代の食生活ではビタミンなどの必要な栄養素を不足なく摂取するのは難しい。
- 野菜に含まれている栄養素はここ数十年で大幅に低下している
- 何重にも加工された食品が多く、加工に弱い栄養素は失われてしまう
という理由で、サプリメントの摂取を勧める内容です。その中にベースサプリメントという物が登場しまして、ビタミンやミネラルを複数配合した製品のことを言うようです。それに加えて、自分の改善したい症状に合わせて、それらに特化したサプリメントを、継続的に取るのが理想的なんだそうです。
Yahoo!JAPANニュースに載った記事ではありますが、実際にはR25というフリーマガジンを基とするR25.jpという情報サイトの記事です。名前からするに、25歳前後の世代を対象としたサイトなのでしょう。
とはいえ、いかにもサプリメントを摂取するのが当然というような記事内容にはびっくりしました。記事の最後には、
「（サプリメントで）摂取した栄養素を働かせるためには、運動や睡眠が不可欠です。（中略）和食を基本としたバランスの良い食事を心がけてください」
と書かれていますし、記事タイトルも「飲むだけでは効果ナシ!?サプリメントの正しい処方箋」となっていますから、サプリメントを摂ることを無条件に奨励しているわけではありません。でも、飲んだ方が良いよという内容になっています。
でもこれって、どうなのかな。サプリメントでの摂取って、本当に効果があるの？というのがまず疑問。私も口内炎になったときなど、それらへの対応を謳っているサプリメントを摂りますが、治るのが早くなっているとか、そういう実感を得たことはありません。栄養素を配合しているのは確かなのでしょうけれど。
それから、私よりもほんの少し若いだけの世代で、こうした栄養の摂り方が当たり前のことになっているのかな、ということにショックでした。セサミンＥプラスとか気にはなりますが、買ったことはまだありませんし。買う気満々だったことはありますが。
うわー！セサミンＥプラス、たしか以前は電話注文のみの販売だったのに、オンラインショップで購入出来るようになってるじゃないですか。買っちゃいそうだ。
まあそのなんだ、酢を飲むと体が柔らかくなるとか、そういうのは昔からありました。でもそれって、効果のほどは怪しいものでしょう。酢に関しては実体験でけっこう成果を聞きますから効果があるのでしょうけれど、怪しい例なんていくらでもあります。
サプリメントの場合は、そういうところを超えて、体系化されていて、こういう時にはこれを飲めばいいとか、確立されているように思います。そうすると、サプリメントを利用するのがどんどん当たり前になっていくというのが、目に見えるんですよね。
なんだろう、うまく言えないのですが、自分で噛んで得た栄養素ではない物で、自分の体の健康を維持することが、はたして本当に体に良いことなのだろうかと、考え込んでしまうのです。
アメリカなんかじゃ、もうこれが当たり前になっている聞きます。日本も、数年先にはそうなっているのでしょうか。その前に、野菜に含まれる栄養成分量を改善し、食生活を改め、サプリメントに頼らずとも必要な栄養素が摂れるように、ならないものかなぁ。理想は、なかなか叶わない物なんですよね。
