書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所システム打ち合わせ

先日も日記に書いた宗務所の経歴管理システムへ進達システムの統合の件で、業者さんがお寺まで打ち合わせに来てくれました。


まずは肝心の進達システムについて。私の作ったプログラムが何を意図して作られているか、すなわちどうすれば書記の仕事が楽になるかという点を、なるべく正確に伝えることに腐心しました。こちらの業務の流れがわからなければ、開発のしようもないですからね。私のプログラムを土台にするにしても、業務内容が把握できていないと、プログラムコードの意味もわからない場合も出てきます。ま、素人の組んだプログラムを土台にするかどうかは知りませんが。


その後は既にある経歴管理システムの、使いにくい部分の洗い出しです。いろいろと考えられて構成されているのは分かるのですが、現場の仕事の流れが反映されていない部分がいくつかあり、それが使いにくさという形で表れてしまっています。誰にでも使えるほど簡便である必要はありませんが、業務に費やす時間を短縮できるものでなくては意味がありませんしね。


一年間使ってみて、気になった部分を思い出せる限り伝えました。気がつくたびにメモでもとっていればよかったのですが、限られた予算で運営されている宗務所で、こんなにも早く改善のチャンスが来るとは思っていなかったものですからねぇ。


もっとも、最初に制作したときに、もっとうまく業務内容を伝えることが出来ていれば、その時点でもっと良いものに修正することが出来たはずだと思います。プログラマーの腕というよりは、そのあたりが問題だったのだと思います。伝えるべきことが分かっていなかった、と。


今回は、たまたま私自身が使う側であり、また作る側でもあったので、作るときに困ったこと=仕事の内容が分かっていないと実装できない部分に気を遣って説明が出来たと思います。まだまだ細かな点で伝え切れてない部分もありますが、とりあえずは今日伝えた部分をうまく取り込んでもらって、仕事が楽になるように、業者さんと協力して作り上げていこうと思います。


しかしまあ、言うだけというのは、楽ですねぇ。進達システムを自分で作っていたときは、思いついたら自分で実装しなくてはなりませんでしたから・・・
あぁそうだ。業者さんが作り上げるよりも先に、新たに機能を一つ加えなくてはならないのでした。これは避けて通れません。4月までに、また少し面倒な処理を書き加えなくてはなりません。そんな時間、あるかなぁ。