日記を書いてからしばし別手段を探して試して結果、2枚のうちの1枚だけ、復元することが出来ました。PhotoRecというオープンソースソフトを使いました。
使い方はこちらに詳しいです。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070720_photorec/
Windows,MacOS X,Linux,FreeBSDなどなど、各種OS用が公開されていて、大変便利です。使い方は、GUIなソフトウェアに慣れた方には少し分かりづらいかもしれませんが、上記サイトと見比べながら操作すれば大丈夫。
やってることは、ハードディスクなどのメディアの中かをそうざらいして、ファイルの体裁をしたものはありとあらゆるものを、見つけ次第指定のフォルダにコピーしてくれます。ディレクトリ構造はもちろんファイル名などはまったく考慮されませんので、PhotoRecが適当に名前を付けてくれます。
そして取り出されたファイルの中から必要なファイルを確保すれば作業完了です。私の場合は先に書いたように、2枚中1枚がSDカードの中に残っていました。それどころか、過去に削除した写真データもかなり出てきました。デジカメの全消去機能で消していますが、データ上は全然消えていませんね。あれは単に、どこになんのデータがあるかというリストをクリアしているだけですから、実際のデータは残っているわけです。ただ、そのリストがないと通常はデータにアクセス出来ないため、消えたことになるのです。
ただ、PhotoRecなどの復旧ソフトは、それらの実際には消えていないデータを取り出せるソフトです。今回はありがたくも目指す写真の、それもなんとしても救いたかった方の写真を復元することが出来て万々歳なのですが、これがもし機密情報で、廃棄したメディアから悪意の第3者に取り出されたらと思うと、ゾッとします。
お寺で扱うものの中で機密情報に類するものなんて、過去帳ぐらいですけれどもね。
しかしまあ、ラッキーでした。うれしい!