書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

Time Machineに救われた

Time Machineというのは過去や未来を行き来出来る機械のことですが、ここでいうTime Machineは、アップル社のつくるMac用に提供されているバックアップの仕組みのことです。(http://www.apple.com/jp/macosx/what-is-macosx/time-machine.html

外付けハードディスクをTime Machine用に使用すると、Macに宣言するだけで手続きは終わりです。後は勝手にバックアップを作成してくれます。過去24時間分は1時間ごとに、1か月分は1日ごとにバックアップし、1か月を過ぎた分は週単位で保存という、ちょっと変速気味な法則ですが、バックアップファイルが必要以上に膨れあがらないように考えられているわけです。


もしも大切なファイルを消してしまったり、上書きしてしまった場合は、Time Machineに乗り込みます。本当にTime Machineに乗り込んでいるかのような雰囲気で、過去へと遡っていくことが出来ます。同じファイルでも、何日前の物、という具合に探せますから、何度か上書きした後でも、上書き前のファイルを手に入れられる可能性は高いです。


とても便利なTime Machineですが、設定も簡単で、普段も動作しているのかどうか分からないぐらいこっそりと動くので、その存在すら忘れてしまいがちです。


今日、大切なファイルをゴミ箱に放り込んだ挙げ句に、何の躊躇もなく空っぽにしてしまいました。普通であれば、ファイル復活機能を謳うユーティリティソフトを購入して、消えたファイルの捜索を行うしかありません。それですら、必ず見つけられるとは限りません。欲しいファイルに限って復元出来なかったなんて、良くある話です。


呆然としている時間ももったいないほどに大切なファイルでしたので、とにかく救い出さなくてはと、ファイル復活ソフトの体験版を入手して大捜索を繰り広げました。でも思うようには見つかりません。


晩ご飯の時間も近づき、とにかく一息ついて、後からまた探し直そうと考えていた矢先に、ようやくTime Machineの事を思い出したのです。


そう、Time Machine。これさえあれば、少なくとも昨日は確実に存在していたはずのあのファイルを、必ず復元出来るはずです。ドキドキしながらTime Machineの乗り込み、過去へと飛び立ちます。


1時間、また1時間と遡り、ついに、必死になって探していたファイルを発見したのです!


こんなにも嬉しいことはなかなか無いですよ。最高の気分でした。Time Machineラブです。


昨年、突然のハードディスククラッシュによって多くのデータを失いました。その教訓を得て、もったいなくてなかなか導入出来なかったTime Machine専用のハードディスクを購入しました。それ以来出番もなかったのですが、Time Machineはしっかりと仕事をし続けてくれていました。そう、こういう時、救われたいがために、投資をしたのですよ。


このTime Machineは、残念ながら未来へは行けません。でも、十分です。私は救われました。ありがとう。これからもよろしく。


皆さんも、パソコンを使って仕事をされるのでしたら、バックアップは忘れずに・・・