書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

男性一人

音霊場参りに、男性の方がお一人で見えられました。遠州の観音霊場にお参りされる方は、どちらかというと女性が多いです。団体でお見えになることも多いですし、お一人で参られることもしばしば。
男性ですと、二人ぐらいのグループでお見えになるケースが多いように感じます。調査したわけではありませんから、正確なことではありませんが。


それが今日、男性がお一人でお参りに見えました。上に書いたような状況がありましたので、なんとなく霊場を回る理由が気になったのですが、そんなことを聞くのは無粋という物です。静かにお参りにおいでになる方に、こちらから余分なことを聞くことはいたしません。話していただければ別ですが。


そんなこんなでご朱印も押し終わり、お参りが終わるのを待っていました。ご朱印代を払っていただきながら、別のお話をしていたところ、先週にはご両親がお参りされたということでした。本来ならばご一緒にお参りされる予定だったとか。


ああなるほど、と。口には出しませんでしたが、心の中で納得したのでした。でもこれだけでも詮索ですよね。あまり良いことではありません。


先週お参りに見えた方のことは、私も記憶にありましたのでそんな話を少しして、次の霊場へと向かう姿をお見送りしました。


それにしても、ご家族で霊場参りというのはうらやましい話です。それにまた、先週一緒に行けなかったからと、お一人でお参りにおいでになるというのも、すばらしいことです。


私は遠州音霊場会の庶務を勤めておりますが、まだ一度もその霊場を回ったことがありません。恥ずかしいことです。嫁さんとお参りに行きたいねと話してはいるのですが、なかなか時間が取れません。
早くお参りに回って、正太寺においでになったかたと、あそこのお寺にお参りにしたときにはこんなことがあったとか、そういうお話しをしてみたいものです。