書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

毎日3時間ぐらいでしょうか。時間限定プログラマーです

何回も話題にしてますし、昨日も日記に書きましたが、一日の中の自分の時間はほぼすべて進達システムの開発に注いでいます。仕事用の携帯電話の使い勝手向上もしたいのですが、それに必要な時間も惜しんで開発をしています。


今日は領収証の体裁を整えて、さらに入金伝票を出力するコードを書きました。領収証を出力するコードも大幅に書き直して、手作業の場合には当たり前に行うことを、ちゃんと自動で処理できるようにしました。


例えば同じ申請書類を都合で数部送る場合、領収証に但し書きをするとしたら、申請書類名×何件分とかって書くとスマートになりますよね。そういうのをシステム側で判断して処理するようにしたのです。


コードを書き上げてから、そういう場合って、もしかしたら無いかもって気づいたのですが。


お寺の住職って、兼務できるのです。事情があって専任の住職がいない場合、他のお寺の住職に住職をしてもらうことが出来ます。たいてい近所のお寺や、法類と言っていわば親戚関係にあるお寺の住職が兼務をします。曹洞宗では本来の意味での住職は一ヶ寺でしかつとめられませんので、兼務住職として分けて考えます。


そうやって兼務住職になると、そのお寺にまつわる申請やら何やらを行わなければなりません。
たとえば、お寺の総代さんには任期が定められていて、その任期が切れると、継続したり新規に任命したりと言うことを宗務庁に届け出なければなりません。
どのお寺でも任期が切れる時期はたいてい同じでして(特別な事情がなければ、総代さんを宗務庁に届け出るという制度が始まった時に同時に任期が開始されているので)、兼務しているお寺と、自分のお寺と、両方同時に書類を提出することになります。兼務しているお寺が多ければ、いくつも同時に出すわけです。


宗務庁はこの件に関して料金を要求しませんが、宗務所では郵送料を考慮して、料金をいただきます。その領収書を書くときに、責任役員委嘱申請何件分、と書くわけです。宛名は、本来の住職をしているお寺の名前で。本来ならば、兼務しているお寺とはいえ、会計はそれぞれのお寺で行っていますから、各お寺ごとに領収証が必要なのですが、何枚も書きたくないのでまとめて書いて、それで許してもらっている、ということです。


ところが、私の今作っている進達システムは、宛名が異なる領収証をひとつにまとめることが出来ません。それをやるとまた一段と複雑な仕組みになってしまうからです。
そして、一つのお寺の中でいくつも同時に同じ書類を出すと言うことはほぼ無いんですよね。無駄な仕事をした気分です・・・



あ!
あった!


土地を売る場合に、まず申請をしなくてはいけないのですが、その書類はたいてい売る相手ごとに必要になります。一度に複数の土地を複数の相手に売却する場合に、今日作った機能が活かされるはず、です。
よかったぁ、いやー、よかったぁー


ほんとに作って良かったです。そして気づけて良かったです。幸せだ。