書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

缶蹴りにはきっとサインが必要なはず

車を走らせながら、とある幼稚園を通りかかると、小学生くらいの子どもが缶蹴りのような遊びをしていました。陰に隠れて友達と手でサインを交換しているようでした。


自分はそういうの、苦手だったように思います。空気読むのにたぶん失敗するんですよ。相手の出すサインを読めず、自分の考えをサインに出せず。
そもそも、自分からサインを出すほどに自分の考えに自信が持てず、自分が正しくサインを読み取っているか自信が持てず。


間違えたって大したことじゃないんですよ。
ごめーん、で済むんですよ。


でも、そうやってうまく済ます知恵がなかったんでしょうね。


彼はそんな私とは違って友人たちとサインを交換して、毎日楽しく過ごしているのでしょう。自分の小学生時代が楽しくなかった訳ではないですが、でももっと楽しくすることも出来ただろうにとは、チョビッと思うのです。


もっと自分を出して、間違えたってへこたれずに、そうやって過ごせてたらなぁ。


先ほどの子どもが視界に入ったのは、運転中ですから、おそらく長くても1秒。それなのにいろいろ考えちゃいましたよ。


ちょっと熱のある、喉の痛い土曜日でした。