書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

無駄に思えて仕方ないのです

宛名を書くとか、自分の所属を書くとか、日付を入れるとか、文書番号を入れるとか、そういうのは必要です。
でも、せっかくパソコンで作成することが主流になったのなら、もう紙に出すという前提は無くして、件名を大きくするとか、そういうのは無くして、つまりまあ、テキストメールでやりとり出来る文書にしたらどうかなと思うのです。


業種にもよりますけれど、それが可能の所ってあると思うんですよ。
ビジネス文書に限定すれば、相手もパソコンで読むという前提が作れます。文字が小さくても、拡大して読むのは簡単です。拡大状態を標準にしておけば、都度拡大する必要もありません。


私的な手紙のやりとりなどにはもちろん、日本語、日本文化の美しさを味わうためにも、きれいに体裁を整えて書きたいものです。時間もたっぷり掛けて。


もっとも、ビジネス文書の体裁というのは、一目で用件が分かるように、的確に伝わるように、先方に失礼がないようにと、時間を掛けて作り上げられてきた物です。そのこと自体を否定するわけではありません。
ただ、使う道具が劇的に変化しているのですから、それに合わせて文書の書き方も変化をする必要があるのではと、思うのです。


まだここ十年ぐらいの変化ですから、これから徐々に変わっていくのかもしれませんけれどね。
文書を作る当事者としては、「紙でないと失礼」とか、そういう常識が時代に合わせて早く変化して欲しいと、つい考えてしまうのでした。
・・・ただ少しでも手を抜きたいだけですけどね。