書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

4年に一度の

正太寺のお世話人さんの任期は4年間です。今回任期切れとなり、新しいお世話人さんに交代をしました。その初会合が、今夜開催されました。
一口で簡単にお世話人さんと言っていますが、その立場なかなか複雑で、正太寺にとってはお世話人さんですが、正太寺護持会という正太寺を守っていくお檀家さんの組織にとっては理事となります。護持会長は住職、総代会長・副会長・監事にはそれぞれ正太寺の総代さん方にお勤めいただいています。似たような名称もありややこしいです。
正太寺と正太寺護寺会は全くの別組織なのですが、そのメンバーが全員重複しているという、だから最初はとても把握しづらいことになっています。正太寺の用なのか、護持会の用なのか、当分は区別が付かないことでしょう。いくら説明してもなかなかピンとこない話だと思います。


そんな解説から始まり、一年間の行事とその際のお世話人さんの仕事が説明され、他には曹洞宗という包括宗教法人について、その行政機関である宗務庁について、その出先機関である宗務所について、さらに宗務所を地域ごとに分けた教区について。そんな説明も住職よりされました。私は当然のことと理解している部分ですが、一般の人には、字面では理解できても、完全に把握するには少し時間のかかることだと思います。
「正太寺」という一軒の独立したお寺と思っていたものが、実は曹洞宗の中においてちゃんと管理されていて、とくにその財産についてはそのお寺だけで自由にすることは出来ず、宗務庁に申請して許可されなければならないんだよ、と。
もちろんその前提として総代さん方の総意が必要で、そういう風にハードルを設けて、住職個人が勝手にお寺をあーだこーだ出来ないようになってるんですよ、と。その辺りが理解してもらえたなら良いなと思います。


世話人会議での難解な説明を受けて、今日の日記もやや難解なものとなりました。こういうのは文章にすると余計に難しく感じますね。