書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

さて、管区集会

曹洞宗宗門護持会東海管区集会、だったかな、正式名称は。お寺には護持会という、お檀家さんの組織があります。お寺を守る会ですね。時にはお寺の運営に関する意見の相違から、住職と対立することもある、その気になれば力を発揮できる組織です。

宗門を構成するピラミッドの底辺がお寺とすると、その1つ上が教区となります。教区にも護持会があります。私の知る限りでは、各寺院の護持会長か総代さんで組織されています。正太寺のように護持会長が住職というケースもありますので、護持会長と総代さんがイコールには、必ずしもならないのでややこしい。

教区護持会長は、教区長のお寺の総代さんが就任されるケースがほとんどだと思います。

さらにその上に、宗務所護持会があります。こちらは、各教区護持会の会長・副会長・会計で構成されいています。宗務所護持会長は、宗務所長のお寺の総代さんが就任される事が多いと思います。ですので、教区護持会長とは異なることになります。

さらにその上が、宗門護持会。一番上位に位置する護持会です。宗務所護持会長で組織されます。もっとも、上位組織は下位組織の会員を内包しますので、宗門護持会の会員は、お寺の護持会の会員全員となり、つまりほぼ全ての曹洞宗寺院のお檀家さんと同意となります。たまには護持会に入ることを拒絶される方もいるという話ですので、完全に同一にはならないようですが。

その宗門護持会の、東海管区における二年に一度の集会が、今日開かれるのです。長い前置きでしたね。

場所は三重県賢島の旅館。そこまで、お腹ピーピーの私が責任者として、宗務所護持会長さんと教区護持会長さん、そして教区長さんをご案内するのです。3時半すぐに宗務所に向かったのですが、その前にすでにピーピートイレでした。

まず宗務所まで持つか心配だったのですが、ここは何とかクリア。途中、コンビニで、ゼリーを買いました。ピーピーが止まったら、まずはゼリーをお腹に入れて、胃腸に極力負担をかけずに反応を伺うのです。

朝食は書記さんがおにぎりを人数分大人買いしてきてくれていましたが、私は遠慮しました。とにかく絶食でお腹を空っぽにするのです。ウィルス性の下痢だったとしたら、その働く場を無くして、排出してしまうしかありません。

宗務所をバスで出発して、およそ4時間半。途中1時間毎にトイレ休憩を入れてもらい(ここは責任者であることの強み)、その都度トイレに入るも、それほど出ませんでした。

どうなるかと思った心配した道中でしたし、車内挨拶もそれで笑いを取るところから入ったのですが、どうにか車内を汚さずに会場に到着できました。着いてしまえばトイレには不自由しません。とても安堵です。

10時から15時過ぎまで集会が続きましたが、私はあまり会場内には入りませんでした。すぐにトイレに行けるようにするためもありましたし、明日の昼食会場との連絡を取ったりしている間に、時間が過ぎていきました。

昼食にも手は付けませんでした。おいしそうでしたが、我慢。作り手には申し訳なかったのですが、一切手を付けませんでした。この代わりに、ゼリーを1つ、食べました。フルーツゼリーでしたが、フルーツは食べず、ゼリー状の部分だけを。以前、急性胃炎で入院したときの、先生の指示をそのまま再現したのです。

その後、再びピーピーになる事は無く、お腹に残っていたのが少し出ることはありましたが、夜になって宴会料理に少し手を付けても、平気でした。うれしかったですね、これは。もうほとんど回復したと言える状態でした。お通じはありませんでしたけれど。

絶食が効果的に作用したようです。お昼をゼリーで我慢した甲斐があったというもの。夕方にはお腹が空くようになりましたから、回復を予感していたのですけれど、実際に食べても平気だったのは、大きな自信となりました。

実は宿のサービス内容が参加者の考える常識と違い、いろいろと出来事が起こってしまったのですが、まあそれはそれ。今後の課題と致します。

私としましては、回復を実感できたことが何よりの夜となりました。嬉しい。とても嬉しい。