書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

墓地のお花置き場に余分なゴミを入れていませんか?

お正月明けに回収して以来、ひと月近くもあいてしまいましたが、お墓の花ガラの回収をしました。花ガラとは、お墓にお供えした古いお花のことです。新しいのを生けると古いのをなんとかしなければなりません。正太寺では、墓地の要所要所に大きなカゴを置いて、そこに入れてもらうようになっています。


湖西市内の寺院全体としては、持ち帰っていただくということになっているのですが、長い間のやり方を簡単に変えるわけにもいかず、今のところなんとか回収→処分の流れがこなせているので、全体の方針には逆らってお寺で回収をしています。


でもちょっと困ったことが。
湖西市も分別収集が徹底されています。花ガラは、本来ならば「草木」と分類され、普通のゴミが集められる環境センターではなく、チップなどに加工したりする別の処分場へ運び込まなければ行けません。


でも、お花を包んできた新聞紙が大量に混ざっていたり、お店で買うと輪ゴムで束ねてあるので、その輪ゴムも問題です。
それらを分別するのはとてつもない労力になるので、「その他可燃物」として処理してもらっています。


でもこれらはまだ、なんとか「燃やして処分できるもの」です。輪ゴムは量としては少量ですから、許して頂戴と。
困るのが、ビニールごみ。お花を包むセロハンが主ですが、他にもコンビニやスーパーのレジ袋が入っていたりします。それもかなりの量です。また、空き缶空き瓶なども多数。


これらは混ぜるわけにもいかないので、回収しながら分別していきます。雨ざらしになってかなり汚れているので、資源ゴミとして出すのも無理があり、結局「燃やせないゴミ」として、埋め立て地コースへとなってしまいます。もったいない。


数年前から、回収用のカゴにはお花以外は入れないようにと何カ所かに看板を出したのですが、なかなか完全にはなりません。お檀家さんの墓地では比較的少ないのですが、経営している霊園ではかなり多いです。看板読んでもらえてないのかなぁ・・・


どこの自治体でも分別収集していると思うので、みなさん一緒に捨てちゃいけないと知っているとは思うのですが、カゴが一種類しかないから入れちゃうんでしょうか。
でも、ゴミ収集業をしているわけではないのでゴミの種類ごとにカゴを準備するわけにもいきません。


いったいどうしたものやらと、師匠と二人頭を悩ませています。霊園は管理料を頂いていますから、花ガラの回収くらいはやらねばと思いますし。人を雇って専属でやってもらえるような状態なら良いんですけれども、正太寺ではとてもとてもそんなこと。



何年も悩んでいるのですが、まだこの先も悩んでいくのでしょうか。
看板をもっと目立つものに変えてみようかなぁ