書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

「初どき」期間中の観音霊場参り

遠州三十三観音霊場を巡礼中の方がお見えになりました。正太寺は第二十五番札所、聖観世音菩薩様(聖観音様)をおまつりしています。また、聖観音様は正太寺のご本尊様でもあります。ですから、本堂正面、須弥壇最上段中央にいらっしゃいます。


ところが、「初どき」期間中は、須弥壇の前にお位牌を並べる大きな棚を作ってしまうため、聖観音様のお姿は本堂に入っただけでは拝むことが出来ません。今日巡礼の方が訪れて、初めてそのことに気がつきました。


今日いらしたのは二人連れの一組だけでしたので、須弥壇と棚の間にある奥行き80cmくらいの通路から拝んでいただきましたが、もし団体でいらした場合はどうしたものかと考えさせられます。


団体巡拝の場合はたいてい事前に連絡がありますので、棚があるままじゃいけないでしょう。そうしたら、一度解体してまた組み立て直しということに・・・
重いのでお寺の人間だけでは動かせませんし、解体組み立てに併せて30分以上かかりますからあんまりやりたくないし・・・


でも実際にそうなったら、きっと解体組み立てをやり直すしかなさそうです。お参りに来ていただくのは大変ありがたいことですから、お寺としてもがんばらねばなりますまい。