書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

とうとうナスを抜きました

朝から曇り空。天気予報は午後から雨が降りそう。
でも結局、夜になってパラパラと降るだけでした。昼前にはパラパラ、ほんとにパラパラだけ降ったんだとか。いずれにせよ、天気予報も当たりづらい季節のようです。
まだ夜はこれからなので、今から大振りになるのかもしれませんけれどね。


朝、家庭菜園している我が家のプチ畑(笑)から、ナスを抜きました。10日くらい前までは、小降りながらもナスがなっていましたし、未だに花は咲くのですが、実もほとんど付きませんし、ついても成長しないので、あきらめて抜いてしまうことにしました。植えてからもう数ヶ月、長い間楽しませてもらいました。感謝の念を抱きながらの作業でした。毎日朝夕水をあげてきましたから、別れを惜しむような感情がわきました。


動物と違って、植物は命があることを感じづらいですが、でも小さなうちから水をあげたり肥をあげたりして、葉っぱの元気がなくなってくると大丈夫かと心配し、初めて実が付けば大喜びし、収穫一番のナスの味のおいしさは今では忘れません。大きくなれよ、大きな実をつけろよと毎日水をあげてると、なんだか自分の子供のような気もしてきます。


だから、抜くのはとても忍びなく、申し訳なく、切なく、悲しく。


ナスは連作を嫌うという話なので、来年は少し場所をずらしてまた挑戦したいと思います。今年よりも大きな実が付くように、そう願いながら。