書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

ボランティアサークルの活動費をホームページ広告で補える

すっかり忘れていた霊場会の仕事にようやく取りかかりました。そしてすぐに終了。仕事と言ってもはがきの原稿を作るだけです。事務局に納経帳のストックがあるのですが、その残数が少なくなったので、各寺院の手元にどれだけ残っているか調査して、足りなければ増刷をしようということになっています。その調査のための返信はがきです。


残り冊数と、それから今後の連絡をメールでとれるお寺さんにはメールアドレスの記入もしてもらえるようにしました。通信費を削減削減。1件か2件はメールアドレスを書いてくれることでしょう。それから、霊場会をなんとか盛り上げるための提案や要望を書いてもらうスペースも設け、事務局長さんに提出です。


残数調査のお願いなどを書いた文書は事務局長さんが受け持ってくださったので、私の仕事はこれだけ。でも字の大きさに気を遣ったり、自然に項目を埋められるように気を遣ったり、結構疲れました。慣れない仕事は疲れも倍ぐらいに感じてしまいます。



所属しているボランティアサークルでホームページを作り、メンバーはそれぞれ専門的な仕事に就いているのでそれらの知識を活かしていろんなことを書けば、けっこうなアクセス数を稼ぐことも夢ではないという話がありまして。そこに広告を掲載すれば運営費の足しになるぐらいの収入が得られるかもしれないという、可能性があるんだか無いんだか分からないレベルで進行している事案があります。


じっとしててもしょうがないので、とりあえず無料のホームページスペースを借りて、ちょこちょこといじり始めました。社協のホームページもあるし、お寺のもあるし、プライベートも忙しいしでこんなことしてる余裕はないはずなのですが、息抜きがてら手を出してみました。こうして自分の負担を増やしてしまうのは、どうやら遺伝らしいですよ。
ま、本格運営までにはサークル内での意思確認も必要なので、のんびりぼちぼちやれるからほんとに息抜き作業なのですけどね・・・それを忘れてついつい熱中してしまうのは私のサガらしいです。



夜、近隣寺院が集まっての勉強会。主に法要について学んでいます。鐘を鳴らすタイミングとか、導師の動き方とか、そういうのです。曹洞宗ではすべてのことがきっちり決まっているのですが、会場となるお寺の構造にあわせたり、参加できるお坊さんの人数によって二つも三つも役割を兼ねたりするので、きっちり決まっているはずのこともうやむやになりがちです。
そうならないように、基本をしっかりとしておこうと、昨年末から近隣寺院の主に若手が集まって勉強会が行われるようになりました。役割を兼ねるのは、応用分野です。応用するには基本が大切。基本がなってなければ応用もうまくいきません。


本山で修行してきても、その地域のお寺さんの作法というのがありまして、本山とは微妙に違ったりします。曹洞宗大本山である永平寺總持寺でも異なるところがあるぐらいですから。そうした違いをまずは理解して、みんなの作法を少しずつ統一していき、また、臨機応変に対応できるようにしようというのが、最終目標です。


分かってるつもりのことも、実際にやってみると緊張もあってなかなかうまくこなせません。まだまだ未熟だと痛感させられます。
勉強会は月に一度。その一度を、集中して取り組んでいきたいです。