書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

祖母の葬儀

参列するだけでも、かなり疲れますね。葬儀の当事者(喪家では無いですけど)となったのは実に20数年ぶりのこと。ちゃんと僧侶になってからは、初めての経験となりました。

流れは一般的なものです。葬儀→出棺→火葬→収骨→五日祭→精進落とし。

子どもたちもフル参列でがんばりました。

一日参列していると、神道の儀式の流れもだいぶ分かるようになり、次は何が起こるのか予測も付くようになりました。そうなると、緊張もちょっとほぐれました。

子どもたちにとっては、何がなにやら分からない時間だったでしょうけれどね。先代住職である祖父が亡くなった頃、私はちょうど今の長男ぐらいの年でした。なんとなく、理解力の想像が付きます。火葬場から登る煙を見上げて、じいちゃん煙になっちゃったねとつぶやいたと聞いていました。

今の火葬場は、煙が出ないんですよね。長男が同じようにつぶやくかどうか、興味はありましたけれど、致し方ありません。

夕方帰宅すると、妻と共に疲れ果てていました。一日気を張っているというのは、どうしても疲れます。でも子どもたちはまだ元気。羨ましいですね。

明日は法事が入っています。しっかり疲れを取り、今度は儀式を司る立場に変わって、ばっちりの法事にしたいと思います。