Mr.Childrenの「エソラ」という歌に、
「雨に降られたら 乾いていた街が 滲んできれいな光りを放つ 心さえ乾いていなければ どんな景色も宝石に変わる」
という一節があります。
思い浮かべるのは都会の街並み。それまでの歌詞の流れからして、時間帯は夜。
都会の明かりが雨に反射してキラキラと輝く光景が目に浮かびます。きれいですよね。うん、きれいだ。
しかし、私の住む街ではそうはいかない。雨が降れば漆黒のアスファルトに全ての明かりが吸い込まれていきます。車のヘッドライトの明かりすら吸い込まれ、交差点の停止線がどこにあるのかさえ見えなくなります。一見さんお断り。
夜の野山で雨が降れば命の危険が迫ってきます。何処かから聞こえてくる聞いたこともないような獣の鳴き声。なんで毎年違う鳴き声が聞こえてくるの(これは正太寺の裏山
心が乾いているのでしょうか。いやいや、都会に行った時の方が心の渇きを感じますよ。地元にいるときはいつでも心はしっとりですよ。
この歌詞、今日の今日までとても好きな部分だったんですが、ふとイメージした光景と現実の光景との乖離に気がついてしまい、これからは二つのイメージを同時に浮かべながら聞くことになるんじゃないかと思っています。
田舎の雨の光景も、光は放っていないですけれど、宝石なんですよ。そこは間違い無いです。慣れない街を夜一人で歩いていると、怖いお兄さんに出会ってしまわないかと不安になりますが、田舎の場合は怖いお兄さんが獣にすり替わるぐらいで。あのドキドキ感も、宝石といえば宝石。演出としてピリッと効いています。
夜って、良いですよね。もちろん朝も、昼も、良いんですけれど。夜はいろんなものを「特別」にしてくれます。それが、良い。
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