書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

寺族さんの会が総会を開きました

寺族さんにも、和尚と同じように寺族さんの集まる会があります。寺族会。地元教区にもありまして、年に一度総会を開いたり、数年に一度大きな行事の当番が回ってきたりと、なかなか大変な組織です。

ちなみに寺族さんというのは、お寺に常住している和尚以外の存在のことを言います。一般的には住職の配偶者を指すことが多いです。曹洞宗では近年、厳密には寺族得度という儀式を終えた人を寺族と規定するようになりましたが、寺族会の構成メンバーとしてはそれにこだわらないことになっています。歴史的経緯が相まってややこしいね。

地元教区の場合は寺族会は女性ばかりです。ここ数十年の歴史の中では、寺族会に男性が入っていたケースはないのでは。ですので、女性だけの会という意識は内外で強いですね。私もついそれが当たり前と思ってしまいます。

その寺族会の総会が、正太寺を会場に開かれました。会場は回り番です。以前は総会後に昼食を取っていたので、その手配なんかも会場寺院の仕事でしたが、今回は昼食はなし。その代わりに、お茶菓子を少し多めにというリクエストがあったので、妻と2人であれやこれや選んでみました。気に入ってもらえかなぁ。

教区長さんと2人で開会にあたって本尊様に御供養申し上げ、教区長あいさつ、そして本題の総会へと入っていきました。寺族さんの前で読むのは非常に緊張しまして、息が全然続かず、納得のいかない出来でしたが、だからと言ってやり直したくはないですね。

あとは総会に出席している妻にお任せです。私は引っ込んで、教区長さんにお茶を出して、お見送りしたら任務完了。あ、もう一つミッションが。

昨年実行したお寺の部屋替えで、本堂のすぐ隣にキッチンが設けられました。そこでお湯飲みを洗ったりすると、どの程度本堂に音が届いてしまうのか、という実験です。私がお湯飲みを洗い、キッチンの反対側となる本堂の西側に着席した妻の元に音が届くとしたら、かなり大きな音ということ。本堂で法要中に洗い物をするのは憚られることに。

実験結果は、妻には聞こえなかったそうです。よりキッチンに近い本堂の東側だと少しは聞こえたかもしれませんが、これなら安心して洗い物ができるかな?

晋山結制に向けて、こうした些細な確認事項も疎かにできません。当日になって、あれをしておけばよかった、という思いが少しでも少なくなるように、色々頭を巡らせていこうと心がけています。

ノイローゼにならない程度に。

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