書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

和風で★LOVE婚 in お寺の準備

明日、正太寺を開場に婚活パーティーが開かれます。湖西市社会福祉協議会が主催して年に2回を目標に開催している事業なのですが、今回、お寺を会場にしたいということで、正太寺に依頼が来ました。

担当者は10数年来の知り合いですし、上司は利木のお寺さんであり仲人さんだし、事務局長は檀家さんだし、私はお寺の建物の活用を考えていたし、断る理由はありません。

もっといえば、昨年、宗務所主催で正太寺を開場に開いた防災寺子屋では、後援に名前を連ねていただいてます。断るなんて不義理なことはそもそも選択肢にありえないのです。

というわけで、何があるか分からないこの世界、前日からバッチリと支度をしておくことにしました。なぜかこの週末は法事が入っていないので、明日の午前中でも十分に間に合うのですが、ほんと、何があるか分かりませんから。

短い時間ですが坐禅を体験してもらう時間があるので、坐蒲を本堂の裏から運び出します。全部で18人分。一人でやると意外としんどい。すこーし埃がついていたので、コロコロでお掃除。これもまた、18個もあると時間がかかります。コロコロペーパーもどんどん消費されていきます。

三人座れる長さの机を6脚、書院から本堂に運び出して。これ、防災寺子屋の際に当時の所長のお寺からいただいた物です。時代に合わせて椅子・テーブルのセットに更新するということで、不要になってしまった代物。防災寺子屋には使用しませんでしたが、そのままありがたくいただきました。

台ふきかけるのは明日で良いかなぁ…というぐらいにそろそろしんどくなっていたので、明日に持ち越し。でも他の所は一通り掃除しました。積んである机に台ふきかけるのは、なかなか大変ですのでね。

マイクテストもして、大体こんな物かなぁということろで今日の支度は終了。

午後からは先日東堂さんが御遷化されて来週本葬儀を行うお寺さんで、打ち合わせ会。配役的には、私の打ち合わせはすぐに終わるんですけれど、教区的には人数が少ないので法要の詳細打ち合わせにもご一緒しました。どんなに発言しても自分の仕事が増えないというのは、発言しやすくて大変宜しいです。

こういうときの打ち合わせは、終始賑やかです。沈んだ雰囲気では運営は出来ません。ご遺族も、やることだらけで哀しみに更ける余裕がありません。

毎回思うんです。和尚が死ぬのって、切ないなって。葬儀であっても、一番哀しんでくれるのは参列していただいた檀家さん方じゃないかなっていうくらい、その日を乗り切るのに必死になるんです。普通の葬儀でも喪主さん始め近親のご遺族は忙しいですけれど、お寺の場合はそれに輪をかけてひどい状態になります。

ゆっくりお別れできるような方法がなにかあれば…