最近はあまり話題になりませんが、メールアドレスのエイリアス設定(別名設定)というものがあります。gmailを使っている人であれば、普段使っているgmailアドレスのアカウント名部分(@より前の部分)にプラス記号をつけ、それに続けて文字列を追加できます。
例えば、
dummy@gmail.com
というメールアドレスであれば、
dummy+ahaha@gmail.com
というメールアドレスも使えるんです。gmailを運営するgoogleさんからは、プラス記号以降は見えてないと思えば理解しやすいでしょうか。
この理屈を知っている人であれば本来のメールアドレスが分かるので意味はないのですが、いろんなサービスにユーザー登録をするときにそれぞれに別のメールアドレスを登録すると、急に迷惑メールが増えた時などに、どこのサービスからメールアドレスが漏れたか分かってしまう、という使い方もできます。
ここまで紹介しておいてなんですが、gmailの場合は厳密にはエイリアス設定とはいえないかもしれません。元のメールアドレスが分かってしまいますからね。(ちなみに、gmailは@マークより前の.(ドット)は無視する、という仕様もあります。これも知っているとたまに役に立ちます。)
AppleのiCloudでも、メールエイリアスを作ることができます。こちらは完全に別のメールアドレスを作れます。その代わり、数に制限があり、3つまでとなっていますね。Appleの古い有償サービスを使っていた方は、5つ持ってる方もいるでしょう。わたしもその一人。いまだにそれは有効ですが、名前を変えようとか考えて削除すると、2度と復活できません。要注意。
ちなみに、古くから有償サービスを使っていた場合、@mac.com、@me.com、@icloud.comというドメイン全てを同じメールアドレスとして利用できるんです。これはこれで擬似メールエイリアスみたいに使えますね。
mac.comのアドレスはもう手に入らないですからね。Macファンとしては、あの時有償サービスを使っていてよかったなあ、と思うのです。
さて。なんでこんな話を書いたかというと、とある組織でセキュリティを確保しつつインターネットの活用をする目処が立ったようで、つきましてはユーザーアカウントを作成するのでメールアドレスを教えてくださいという話があったのです。それに使うメールアドレスをどれにしようか一週間ほど悩んでいまして。
正太寺のドメインを使ったアドレスを使うのもなんだか違う気がして、かといって個人のアドレスもどれにしようか悩むほどあって、せっかくセキュアなシステムのために使うのですから、アドレスもなるべく汚れていないアドレスが欲しいなと考えたのです。
その結論が、エイリアスの利用でした。先ほどそのアドレスを使って届け出をしたところなのですが、その勢いでこの日記を書き始めたのです。
もっとも、ログインに使うだけですから他のところに登録していても別段問題はないのですが、なんかね、混ぜたくなくて。そういうことないですか?
メールアドレスのエイリアス、ぶっちゃけるとわたしはあまり使い所がないのです。個人的にもドメインを持っていて、そちらで20個は費用かけずにメールアドレスを持てるので、全然困らないのですよ。枠をあまらしています。でも、普通の人はそういうわけにはいかないですから、相手によって渡すアドレスを変えたりして、使い所はあると思います。
一度、エイリアスの活用で解決できる身の回りの問題がないか、点検してみてはいかがでしょう。
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