書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

一服の清涼剤

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ほんの数分、外の出て、写真を撮る。

何を撮ろうかとあてもなく境内を彷徨って、目に入るのはどうしても浜名湖

浜名湖、綺麗だよなぁ。

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境内から撮ると電線が邪魔になるのですが、でも、電線の気にならない河原へ行ってしまうとこの景色ではなくなってしまう。これが難しい。

人間の目は本当に優れていて、邪魔なものは無意識に消してしまいます。だから、電線が視界にあっても、とても綺麗に見えるのです。

カメラはそこを正直に写してしまうので難しい。

人間の心も同じなんですよね。無意識に余分なものを意識の外へ追いやっていられる間はいろんなことがスムーズに運ぶものですが、何かの拍子に余分なものにまで気を取られるようになると、あっという間に全てのバランスが崩れてしまう。

何を余分なものとしていたのか、無意識のことだから自分でも分からない。意識的に行うのはとても難しい。

写真に写った余分なものをレタッチで消すのが大変な作業であることと似ています。

今はレタッチソフトが進化して、「この線を消したい」とふんわり囲むと、うまく消してくれたりしますけれど、人間の心にもそれが適用できたら楽なのにね。

カメラで写真を撮る。それが私にとって、他のことから頭を引き剥がして、撮りたい景色に集中できる気持ちのリフレッシュタイムになっています。リフレッシュすると、心が機能を取り戻して、また無意識の行いを復活させてくれるかもしれません。

何かができないと、その出来ないことに集中しがちですが、それよりはリフレッシュに意識を向けたほうがうまくいくことが多いように思います。

いつでもうまくいくわけではないのが難しいところですが。

あ、そうだ、カメラもいいですけど、坐禅も良いですよ。

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