書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

勘違いからスタートの1日

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正太寺の給料日は月末です。多くの企業が25日ごろが給料日なのに、なぜ月末なのか。いつから月末なのか。なんででしょうね。

源泉税は特別徴収ですので、納税は6月と1月の2回。毎月10日までに納税となると、月末支給だとなんだか慌ただしいですが、年に2回のことならさほど気になりません。月末に会計を点検して、光熱水費の賞与振替をしてしまえば、あとはほぼ自動的に厳選税額が求められます。複写の紙に転記するのが一番大変なぐらいで。

あの紙に書く時、なんであんなに失敗するんでしょうね。年末調整の書類と一緒に同封されてくるのですが、3枚しかないんです。年に2回書くのに。1度失敗したらもう後がないなんて。

実際に何度も間違えて、税務署でたくさん発行してもらってきたので、今は安心して書けますけれど。

法人税は電子納税していますから、源泉税もネットで手続きしてオンラインで振り込めばいいんですけれどね。

余分な話が膨らみすぎました。

月末が土日の場合は、前倒しで金曜日を給料日にしています。その金曜日が今日だと思って、朝から給料出金や、現金を入金する準備をしていたのですが(お寺の金庫には10万円ぐらいしか入っていないようにしています。泥棒怖い。)、師匠に言われてカレンダーを見たら、31日が月曜日なのですね。今日やっちゃっちゃ、気が早い。給料分を出金してきて、支給は31日としても問題はありませんが、ここはあまり変わったことはせず、31日に改めて支度をすることにしました。

そんなことで若干徒労をした朝から1日がスタートです。とは言っても午前中は通院。たっぷり半日かかったので、仕事していません。水虫の薬をもらいに行ったのです。前回は薬が合うか確認するための処方だったので、今回はひと月分もらいました。混雑するお医者さんなので、通院回数は少ない方が助かります。今日も2時間近くかかりました。これでも早い方。

午後は私にしては珍しく衣屋さんと商談。商談というと大袈裟ですけれど。何店かの営業さん、また、お店によっては自営業のところもありますので、ご本人が定期的に回ってきてくださいますけれど、普段は全然用がないのです。法衣は足りてますし、買うお金もないし。その余裕があれば他の修繕や庭師さんの支払いに回さなくてはなりません。

それでも今日は依頼事項がありまして。先日も書いた、お彼岸の観音懺法の時にお供物として檀家さんに配る品の件です。売っているお店はネット通販もしているので自分で注文すればいいのですけれど、馴染みの衣屋さんに依頼すれば、卸値との差額で多少は収益になるじゃないですか。微々たるモノでしょうけれど。いや、のし紙包装ですいませんけど50円、と頼まれたので、もしかしたら品代では利益ないのかも。うーん。40個ほどなので、それだと本当に雀の涙にもならない売り上げです。頼まない方が良かったかな。うーん。悩ましい。

ところで、衣屋さんがくると思い出すのは、師匠が長いこと話し込んでいた光景です。最長で4時間ぐらいの記憶があります。あれは長かっただろうなぁ。脚を崩すわけにもいかなかったでしょうし、コタツだったので多少はごまかせたでしょうが、それでも足がどうかなっても全然おかしくないほどの長時間。

あれだけは真似しないように、と思っていたのですが、今日は2時間近くかかりました。半分は世間話です。先方もお寺さんといろいろお話しするのは楽しいと言ってくれていますが、はてさて。正太寺でも椅子を使うようになったので足に負担をかけることはないと思いますけれど、貴重な仕事の時間を余分に奪ってしまっただろうと思うと、反省の気持ちでいっぱいです。

そういえば今週初めてのお経を読みに行かない日でしたね。通りでゆったりしていたわけだ。1日の終わりになってようやくそのことに気づきました。