書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

豊橋さんは手強い

今日は珍しく豊橋市内の葬祭ホールにて葬儀をお勤めしました。正太寺からですと、国道一号線を挟んで移動することになる位置関係だったため、何かというと一号線を跨がねばならず、便利な道だけれど、こういう時はできれば避けたい道だなと感じるものです。

昨夜のお通夜では、通常ならば30分程度あればたどり着ける道を、1時間かかりました。晩方の帰宅ラッシュと重なったためです。予想はしていたので30分早めに出発したのですが、まさか本当にその30分を消化してしまうとは思いませんでした。怖い怖い。帰りは30分かからず帰れましたので、いかに帰宅ラッシュの影響を受ける道であるか、というのがよく分かりました。

今日は日中の移動ですのでそこまで気にしなくても大丈夫なはずなのですが、午前中に用事で出かけた妻から、なんだか普段より車が多い気がすると教えてもらっていたので、やっぱり早めに出発。15分早めに出発したおかげで、少し混雑してもゆとりの運転が出来ました。やはり早め出発が一番です。

あんまり早く会場に着くと、スタッフさんがびっくりしてしまうこともあるのですが、葬儀の場合はそこに気を使ってはいられません。時間厳守は何より大事です。

斎場までの移動も、一号線を跨ぎます。行くときには霊柩バスの後ろをぴったりとついて行きましたので、多分最短ルートなんでしょうね、混雑なく着きました。帰りは一人先に葬祭ホールへ戻りますので、来た道をそのまま引き返したのですが、今度は混雑がありました。同じ道でも進む方向で混雑具合が違うのは当然なのですが、こうも違うとは。バスの帰り道は、きっとまた違うルートなのでしょうね。運転手さんに聞いておけばよかったかな。

精進落としが終わって18時半。外に出るとまだ明るさが残っていました。ずいぶん日が延びましたね。不思議とワクワクしてきます。子どもの頃の感覚が残っているのか、本能的なものなのか。そして今日は、この帰り道が帰宅ラッシュ。一号線を跨ぐのに、やはり時間がかかりました。どの道を選んでも混雑しているのは分かりきっているので、どんと構えて、のんびりと進むのが吉ですね。愛車もアイドリングストップ機能のある車になりましたから、渋滞中の環境負荷もだいぶ抑えられていると思います。

この程度の移動であれば、殊更に疲れるということもありません。葬儀はしっかりとお勤めできました。自画自賛できます。ご遺族の皆さんの、故人を思う気持ちにもたくさん触れることが出来ました。お檀家になられてわずか数年のお付き合いではありましたが、お盆のお経の際にはたくさんおしゃべりをさせていただいた間柄。大変寂しくもありますが、ただ受け入れるしかありません。

そして、葬儀で全てが終わりなのではなく、これからは仏様としてのお付き合いが始まります。しっかりとご供養をして、良いお付き合いをして参ろうと思います。

最後に、いつもの猫の写真をどうぞ。