書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

息子が弁事で登場する晋山結制が始まりました

三ケ日町の太幸寺様において、晋山結制が始まりました。本日は入寺式と配役行茶。結成修行を始めるにあたっての、始まりの儀式となります。弁事である息子の出番はほぼないのですが、せっかくなので配役行茶には参列。首座和尚、書記和尚に並んで、配役上の定位置に座りました。

時間が長くかかることが多いので、弁事さんは参列しないこともよくあるんですけれどね。ちょっと無理矢理気味にさせちゃいました。

それに先立ち、最後の練習も行われました。ここで初めて息子がセリフを間違えてしまい、そのショックで途中で涙声になりそうだったのですが、持ち堪えました。なかなか大したものです。でも、緊張度は増しているようです。朝から緊張しているようでしたから、間違えるのも無理はありません。

「間違えてもほとんどの人には分からないから大丈夫だよ」

という、ありきたりな言葉をかけて、明日の本番にまでひきづらないことを願いました。一度間違えると、そこばかり気になってしまって、また別のところで間違えることはよくあることです。そうならないと良いんですけれど。

ただ、周りの大人たちは、和尚たちだけでなく、お手伝いに来てくれている近隣寺院の寺族さんたちや、太幸寺様のご親戚筋の方々からもお褒めの言葉をたくさんもらっているようでした。褒められるとすぐ調子にのるタイプなので、多分明日は完全復調してくれると思います。

見守るしか出来ない私の緊張も、明日はかなり高まると思います。自分の役目をこなしつつ、息子をしっかりと見守ろうと思います。