書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

今日も朝から夜までぶっ通し

8時出発で、本葬儀。初七日法要まで終えて、宗務所に移動。2時間ほど仕事を片付けた後、職員会議です。9日ぶりの出勤ですので、いろいろ溜まっています。机の上にもたまっているし、やることリストにもたまっています。減りません。

17時半近くになってようやく終了。19時からの通夜に向けて、急いで移動です。退勤時間で混雑する浜松市街を抜けて、一路新居町の斎場会館へ。

移動しながら、信号待ちのたびにパンをほおばります。本葬儀から宗務所へ移動する途中にあらかじめ買っておきました。そのためにわざわざ着物から私服に着替えたんです。

宗務所からお通夜へ直接行くためには、宗務所で着物に着替えてから出なくてはなりません。着物でコンビニで夕食を買い込むのは、ちょっと抵抗がありました。サンドイッチも野菜のみのものしか買えないじゃないですか。

思ったよりも道路が混雑していてヒヤヒヤしましたが、ほぼ予定通りの時間で到着することができました。今日の行程も、無事にクリアです。

移動しながら勤めをして、その度に内容がガラッと変わり、人前に出て極度の緊張を抱えることもある、こういう状況に時たま見舞われるような職種は、他にあるんでしょうか。一緒に慰め合いたいんですけれど。

体力的には異常な消耗はないのですが、精神的な消耗はかなり激しいです。人前に出る、遅刻はダメ、忘れ物は取り返しがつかない。これらを頭に抱えているだけでも、私のように気の弱い性格だとかなりのストレスです。

お釈迦様は、平たく言えば、安らかな気持ちで生きていくための方法論として仏教をおしめしくださいました。お釈迦様に代わってそれらを伝えていく立場にある私が、こんな精神状態で大丈夫なんだろうかと。そんな思いもよぎります。

明日は葬儀だけ。ちょっとホッとしますね。以前は葬儀というだけでストレスMAXでしたが、今日昨日と比べると、気持ちが楽になります。

新たな気持ちの持ちようを会得したわけです。こうしたことは、実体験が伴わなければ機能しません。ということは、少しは成長できているのかな?