書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

この日のために来た

プライベートな旅行の日の朝はゆっくり起きることを心がけています(死ぬまで修行僧でもここは割り切る)が、沖縄県へ来た時だけは違います。いつも早め。なぜなら、タイトな予定を入れるから。

もちろん最終日の朝はゆっくりであることも多いのですが、ケースバイケースです。復路便の時間が遅めであれば、最終日もチャレンジできることがあるので、早起きして出発することもあります。

今回は二日目の今日がほぼ半日がかりのアクティビティ。9時集合でカヤックに乗り、洞窟探検をして、シュノーケリングをしながらランチも楽しむというお腹いっぱいツアー。それまでに朝食を終えて車で20分ばかり走らなければなりませんので、結構朝は早めです。

集合時間の10分前に到着し、申込書などなどを記入して、ウェットスーツとマリンシューズを受け取り、最後にライフジャケットを装着して準備万端。集合場所目の前のビーチからカヤックに乗って、洞窟へ向けて出発します。

昨日の日記ですでにどこの島にいるのか判明しているものと思いますが、この島で洞窟といえば、パンプキンホールと呼ばれる洞窟でしょう。神様のいる洞窟ですので、いわば神社のようなところなのですが、太っ腹にも観光客を受け入れてくれています。ただ、写真やビデオで写してはいけない場所があるので、初訪問の人間がガイドさん無しで行くのはやめたほうがいいでしょう。

実は今日は、風もそこそこにあり、雨も降っているというなかなかの悪条件。風向きが良かったのでツアーが催行されましたが、風向き次第では中止になることも多いようです。なかなか大変な商売ですね。

また、強い雨が予想されていたので、本当はシュノーケリングスポットのビーチで食べるはずだったランチは、集合場所の屋根下で落ち着いて食べることに。シュノーケリング時間がその分短縮されてしまいましたが、ツアー料金も少し安くなって、終わってみての感想では何もかもがちょうど良かったと感じました。寒かったから、早く帰りたくなったんですよ、実は。

パンプキンホール内の探検の締めくくりは、パンプキンホールの名前の由来となっているかぼちゃのような場所からの飛び込みです。高さは3mほど。建物の2階よりちょっと低いところから飛び降りるような感じですね。これが立ってみると結構な恐怖感。洞窟内という特殊条件もあるのでしょうが、結構勇気がいります。3グループでのツアーでしたが、2グループ目にいた我が家の先陣を切るのは長女。だったのですが、なかなか飛び込めず。父親の威厳を見せるために、お手本として先に飛び込むことになったのですが、一瞬たじろぎました。友人たちとの旅行であれば、一度引き返してワーワー騒ぐところですねこれは。

子どもたちの前でそんなことも出来ませんので、意を決して飛び込むと、見事に鼻から海水が喉まで入りました。でも、爽快。それからしばらくして、後ろのグループからも声援がかかり、長女はなんとか飛び込むことができました。次女は滑り落ちるようにしてダイブ。長男はさすがに無理だということで、すぐ脇の急斜面をゆっくり降りてきました。その長男を下から見守るために、なんの躊躇もなく飛び込む妻。さすがです。

ちなみに、なかなか飛び込めなかった長女、前触れもなく急に飛び込んだんです。あればどうしてなのか後から聞いたら、もうすぐおじいちゃんと呼ばれそうなガイドさんに、「ダメだな、やめちゃえ」的なことを言われて、カチンと来たんだそうです。さすが。実は結構な負けず嫌いの長女。ガイドさん、見事な誘導です。(時間をかけすぎたので本気でそう言ったのかもしれませんけど)

その後は再びカヤックに乗り、さらに移動。カヤックでしか来れないというビーチに着いて、ここでシュノーケリングを楽しみます。足ヒレは無いので進むのが大変なのですが、その分身体を起こすのも楽なので、よしわるしですね。ヒレ付きだとビーチで歩くのも大変ですし。あれはやはりボートから降りる形式がいいな。

ここのビーチは本当にたくさんの魚がいました。ある程度餌付けもしていると思われる箇所もありましたが、それにしても多い。人生3回目のシュノーケリングですが、気持ちいいほどたくさんの魚を見ることができました。寒かったですけど、幸せ感たっぷり。

本来はここでランチを食べ、さらにもうしばらくシュノーケリングを楽しむというツアーなのですが、雨が降る前に帰還するため、ここでUターンです。焚き火から離れられないぐらいの寒さでしたので、もう早く帰りたいおしっこしたい。

帰りは追い風でカヤックはほっといても進む、という事前の話でしたし、私の想像でもその通りだったのですが、現実だけが違いました。必死に漕がないと進みません。どういうことだ。風向きが全然味方してくれない。シーカヤックはこれだから苦手だ…

川だって風があれば同じですけれど、波の影響が少ない分、楽なんですよ。今日はダパンダパンなってましたから、子どもたちはちょっと怖かったみたいです。私は謎の自信をみなぎらせて、何にも不安はありませんでしたけれど。

拠点に戻り、着替えをする間に、イカスミスパゲティ?が出来上がっていました。パスタじゃなくて宮古そばの側なのかも。とにかく美味しい!ジューシーおにぎりも付いて、ぺこぺこのお腹が満たされていくのが幸せでした。

そんなこんなで、予定では6時間近くかかるツアーも、今日は4時間ほどで終了。それでも十分に充実した時間を過ごしました。

この後、島に三つある橋のうち、昨日とは別の橋を見に行きました。来間大橋。こちらも良い色合いの海が眺められます。天気はなんだかんだで大崩れすることなく持ちこたえてくれましたし。

来間島に入ると、何やらおしゃれな建物がありましたので、立ち寄ると、雑貨屋さんやスムージー専門に近いカフェなどが集まっていました。小さな建物がいくつか建っていて、その一軒一軒にお店が入っている感じなのですが、それなりに統一された雰囲気なので全体で一つのお店なのかなぁ。

スムージーのお店はインタ映えするということで有名なようです。とりあえず子供達にスムージーを買って、写真にも撮ってみましたが、うまく撮れない。スムージー抜きの店内の写真は十分映えるのに。自分の腕に納得がいきません。

こんな感じで二日目が過ぎて行きました。あっという間に残り一日。フライトはお昼過ぎなので、あんまり時間はありません。何をしようかなぁ。初日に続いて最終日もノープランなのです。へへ。