法事の席でのお説教に、いろいろなお話をしてきました。1つのお話しが定まると、年単位で同じ話をしたりもしました。
正太寺の場合は、初七日と百ヶ日は十重禁戒のお話しをすると決まっています。それ以外の時は、自由なお題で。
堅苦しい話も、話す側も少し疲れてきたので、昨日今日と正太寺にある仏像の紹介をしました。直接的なお説教では無いのですが、どんな仏像があり、どうしてその仏像をおまつりしているかが分かれば、お寺にお参りに来たときに、手を合わせる対象が増えるはず。そこを狙ってのお話しです。
そしたら、目に見える効果があるんです。そもそもお話をした後にすぐお寺へ行き、お墓経が済めばお話しの舞台となった本堂に入るのです。どうしたって、仏像に目が行きます。
分かっている人は分かっていて、ご先祖様にお参りする際にはいろんな仏像にしっかりとお参りされていく方も多いです。
でも、親から子へと伝えられない限りは、なかなか知る機会がありません。菩提寺にどんな仏像があるか、知らないで居るのはもったいないですよね。
しばらくこのお話を続けていこうと思います。今までのお話しよりも記憶に残りやすい話題ですから、「前に聞いたよ!」という意見も出やすいでしょうしね。そしたら別のお話が出来ますもの。