発売日に入手して以来、愛用してきたiPhone4。その前までiPhone3Gを使っていまして、その性能向上に驚かされたのを良く覚えています。
iPhoneはOSをアップデートすることで、様々な機能が追加されていくのですが、それにはやはりそれなりのハードウェアスペックが必要です。
ある程度古いiPhoneは最新のアップデートからは切り捨てられていくのですが、メーカーであるアップルが中途半端な情けをかけてくれるため、スペックに対して許容範囲を少し超えたアップデートまでさせてくれるのです。
ですから必然的に動作が緩慢になったように感じられ、最新機種への更新を迫られるのです。手のひらの上でうまく転がされています。
iPhoneはそれまで毎年夏に最新機種が発売されていました。アップルは明言しませんでしたが、予測は出来たのです。
ですからiPhone4を購入したときに、1年後の機種はスキップして、2年後に登場するであろうiPhoneまで我慢しようと決めていました。
しかし、1年後には次機種が出ず、昨年秋、10月14日になってようやく発売となりました。iPhone4は6月24日。およそ1年と4ヶ月が経過していました。
これは予定外。このペースですと、今年は新機種が出ず、来年の2月まで待たなければなりません。今からでも1年近く有ります。
そこへ来て、今月に入ってからソフトウェアアップデートがあり、今年中に予定されていた、声でiPhoneを操作する機能「Siri」の日本語への対応が、早々に成されてしまったのです。
英語版に比べて未実装な部分があるものの、今のままでも私には十分魅力的。タイマーがセットできたり、SMSに返信できたり。車を運転しながら安全に返信が出来るなんて、夢のようです。(最終的な文章の確認には信号待ちなどを利用しなくてはなりませんし、信号待ちでの確認が完全に安全かと言うと、疑問符は付きますが)
というわけで、数日前に機種変更を決意し、今日、iPhone4Sが手元に届きました。少し想定外のことがあったものの、ほぼ自動でアプリからその中のデータに至るまで移行が出来まして、さっそく使っています。
第一印象は、液晶の色温度が違って、少し黄色がかっていることが気になりました。ま、これはそのうち慣れるのでしょう。
次は、操作に対する反応の良さです。もたつきはほとんど感じません。メールの読み込みも速くなってます。使っていて気持ちが良い。
全てに於いて、iPhone4を上回っています。当たり前に思えますけど、順当な進化って、難しいことだと認識していますから、驚きです。
肝心のSiriですが、私の普通のしゃべり方だと誤認識が多いですね。話し方に少し工夫が要るかも知れません。ま、それはおいおいと。
さっそくタイマーのセットを使いましたが、今までの煩雑な操作は一切必要なくなって、iPhoneに話しかけるだけで用事が済んでしまいました。これはすごいことですね。
Siriを使うためには、ホームボタン(iPhoneの唯一のボタン)を長押しするだけ。操作中であれば、耳に当たるだけでSiriが起動します。たったこれだけ。後は話しかければ良いのです。
何が出来て何が出来ないか、大まかに把握しておく必要はありますが、とりあえず話しかけて確認してみるのが楽しいです。同じ操作でも表現の仕方はいろいろあります。Siriもいろんなパターンを認識してくれます。すごいことです。
次機種がどれほどの高性能になるのかは分かりませんが、とりあえずその登場までは、iPhone4S、不満無く使い続けられそうです。
メモもSiriで出来ちゃいますから、仕事捗りそうです。うきうきですよ。