シャンティ国際ボランティア会(SVA)の要請に応じて、曹洞宗静岡県第四宗務所青年会「照自会」から、2名の若者が被災地へ向けて出発することとなりました。まだ又聞きの段階ですが、宗務所として把握している情報なので、間違いはないでしょう。
というわけで、私の募金先もSVAにすることに決定。現金が少しでも早く届くように、週明けに郵便払込で送金の予定です。
隣寺無量寺の若さんが行くので、直接渡してもらっても良いんですけどね。明日の彼岸法要で顔を合わせるので、そのあたりも聞いてみようと思います。
被災直後よりは落ち着いてきたとはいえ、まだまだ想像に難い混乱の続いている段階での現地入りです。被災された皆さんのためにがんばってもらうと同時に、自分の体にも気をつけてもらいたいと思います。
SVAは、今は公益社団法人格を持つ、名の売れたNGOですが、元々は曹洞宗を冠に掲げるボランティア団体でした。曹洞宗とはとても縁の深い団体です。
1999年に社団法人となり、そして今年1月4日に、公益社団法人となりました。公益法人なので、SVA宛の寄付は寄付金控除を受けられます。大口の寄付をお考えの皆さん、ぜひ寄付対象候補に含めてください。
今は曹洞宗の名が残っていないとはいえ、曹洞宗僧侶として、胸を張って自慢できる団体です。よろしくお願いします。
というわけで、とりあえず募金先は決まったのですが、それだけで被災者支援をしたと言うには、僧侶としては不足です。
はっきり言えば、現地入りして何かしらの活動に従事できる彼らがうらやましいです。すっきりしますから。それが出来ない状況の中、やるべきことは、彼らの後方支援。照自会から派遣される2名、SVAの職員たち。そして、今回派遣の2名からの情報を元に、4月にはさらに人員物資両面で支援増強を考えているようですから、その後方支援。
そしてさらに大事なことが、被災地支援の継続です。放射能汚染に対しての風評被害がすでに出ています。がれきの山が無くなっても、風評被害は続くことでしょう。それらをなんとかして軽減すること(正しい数値と、正しい知識、ですね)。
人が生きて行くには、やはり経済が回っていくことも大事です。産業が発展すれば雇用が産まれ、生活が豊かになります。僧侶の団体ですから、お金の面では限界値が低いです。直接お金を落とすと言うことは難しいですが、檀信徒研修先を東北地方にするとか、そういうことは可能なはずです。
我が東海地方も、いつ大きな地震に襲われるか分かりません。その時に、ちゃんと助けてもらえるように、というのもあります。
幼い頃から東海地震が来ると言われ続けてきましたから、地震はすごく怖いです。その東海地震に匹敵する巨大な地震に襲われた人たちがいる。放っておけるわけ無いじゃないですか。
日々、出来ることを考えていこうと思います。