書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

久しぶりに社協でネットワーク業務

社協のLANネットワーク内に設置する新しいNASが購入されました。簡易ファイルサーバーですね。簡易なのは操作面であって、機能的には簡易じゃないです。NTドメイン、ActiveDirectoryにも接続出来る機種を購入してもらいました。


ファイルサーバーの空き容量が足りないと騒ぎになっていたので、よさそうな機種を提案したわけです。設定はやるから、と。


それが届いたのが先週か先々週ぐらいでしょうか。今日ようやく、設定のために赴くことが出来ました。しかーし。


設定は完了しませんでした。社協のLANネットワークはNTドメインで管理されています。認証サーバーがあり、ユーザーはそこで一元管理されているのです。こうすることで、社協内のどのPCにも、自分のID、パスワードでログインすることが出来、またパスワードをどこかのPCで変更しても、すぐさま他のPCを使用する場合のパスワードも変更されるのです。


ただ、一人一台体制ですので、現実的には他人のPCに自分のIDでログインする機会というのはそうそうないのですが、たまーにあると便利なわけですよ。ほとんどの職員はその機能に気付いてはいませんが(周知していませんから)、何かのトラブルの際には、それで乗り切れる場合もあります。保険ですね。


で。
そのNTドメインに、新しく購入したNASを加えれば、難しい設定無しにどのPCからもNASの中の共有フォルダにアクセス出来るようになるはずだったのですが、これが何度説明書通りに操作しても、成功しません。普通に考えて設定する項目が足りないのが疑問なのですが、Webを探してもそれらしいトラブルに遭遇した記載も見つかりませんでした。なんでじゃ。


時間の制約もあり、とりあえず作業を保留にして帰宅し、落ち着いて説明書を眺めてみると、他に代用出来そうな手段が見つかりました。NTドメインに正式に接続せずに、ユーザー登録情報だけもらってくるという荒技です。NAS内にもうけた専用のテスト用フォルダにアクセスすると、アクセスしたユーザー情報をNTドメインの認証サーバーから引っ張ってきて、自動でNAS内にもユーザー登録をする、という動作のようです。新規にユーザーを加えるときに、テスト用フォルダにアクセスするという一手間増えますが、Windowsを操作してそのフォルダを開くだけで良いので、難しいことでありません。とりあえず、これで妥協しようと思います。


明日午前中に時間がとれれば、また社協へ行って設定する予定。


NTドメインで運用していない場合は、NASの設定画面をブラウザで開いて、PCのユーザーIDとパスワードの組み合わせを登録しなくてはならないはずです。PCでパスワードを変更したら、NAS内の情報も手動で修正しなくてはなりません。これはとても面倒です。だれがその作業をするのかという問題もありますし、作業をした人は変更後のパスワードを知ってしまうわけです。パスワードを変更したい人が作業するようにすると、今度はNASの設定を変更出来るパスワードを全員に知らさなくてはなりません。HDDのフォーマットも出来てしまうので、それは危険です。


その点を考えると、やはりドメインでの運用が望ましいんですよね。ま、おいおい、調査をして試してみましょう。