書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

続・体だるいです。が、お祭りです。

昨日ほどではありませんが、だるさはあります。常に意識に感じていると言うよりは、突然襲ってくる眠気に、現実を突きつけられるような具合です。ご飯を食べながら(正確には娘にご飯を差し出しながら)眠ってしまえるような眠気です。


お祭りの季節です。入出のお祭りは18、19日ですが、昨日今日と嫁さんのお在所の地区でお祭りをしています。お祭りと聞けば行かねばなりますまい。


入出よりも規模は小さいので、楽しむのも気軽です。屋台を見て、甘酒を飲んで、焼き鳥食べて、おでんを食べて、ボールすくいをして、ヨーヨーすくいをして。どれもこれも格安なんですよ。一番高いのがボールすくいの100円。他は10円台なのです。財布を気にせずに存分に楽しめます。


入出ですと変に都会風で、テキ屋が出ますがそれなりのお値段がしてしまいます。たこ焼き500円とか。それに慣らされているので、この格安っぷりは衝撃です。地域のお祭りはこうでなくては。


売り子さんも地域の祭典委員が担当するので、ほとんどみんな顔見知りというのも安心ですね。もちろん私にとっては知らない人ばかりですが。声をかけられ、紹介され。でも一度ではそんなに覚えてもらえないだろうから、来年もまた同じように紹介を繰り返すんだろうなぁ。


こうして地元の人と声を掛け合いながらのお祭り、楽しいですね。入出のお祭りも、こうした部分がもっと大きくなると良いのですが。お祭り関係者は酔っぱらっていて、各支部に近づきにくいですし、屋台も威勢が良いけれど、やっぱり酔っぱらっていて近づきがたいですし。私が子どもの頃は、酔っぱらっていてももっとこうなんというか、フレンドリーだったんですけどね。今は屋台を引く子どもと、太鼓を叩く大人が分離している感じです。引いていると途中途中でご褒美のお菓子がもらえるのですが、それを渡す役は太鼓を叩く役とはまた別にいるような気がします。そうじゃなくて、さっきまで叩いていた人が優しい笑顔でお菓子をくれるっていうのが良いなぁ。(もしかしたら今もそうなのかも知れませんけど、そうは見えないので書いてみました)


要するにですね、少し地元を離れていた人間や、それまでお祭りに関わってこなかった人間、そしてお酒の苦手な人間には、関わりづらい雰囲気があると言うことです。一度中に入ってしまえばとても楽しいであろう事は知っています。従兄弟が毎年、自営のお店を奥さんに任せっきりにしてこの時期に帰省しては太鼓を叩いているのを間近で見ていますから。楽しくなければ帰ってこないでしょう。


たぶん私が支部にでも顔を出せば、知らない人はそうはいないでしょうから、すぐに中に入れると思います。でもそれをしにくい環境が作られてるんですよ。まあそのあたりは、中に入って楽しみたいのにそれが出来ないでいる私の個人的な愚痴ですが。


いっそ強制的に連れ出される制度だったらいいのになぁ。
今年も中老だったっかけかな。もう終わったかな。すでにもうそんなお年頃です。