書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

曹洞宗内で話題のブログ「曹洞宗にもの申す」を初めてみました。以前にチラッと耳にしたことはあったのですが、今日話題に上ったので、見てみました。


びっくりです。
まじめに正論で曹洞宗の運営についての、主に批判が書かれています。しかも、ちゃんと名前を出して。


私もこの日記は、ほとんど名前を出しているような状態で書いてます。(正太寺てんぷるにはちゃんと名前が書いてありますから)
名前を出してると、書きづらいこともあります。宗門への真っ正面からの批判は、オブラートに包んだものになってしまいがちです。(そもそも「余分な」問題を避けて、日記に含めることすら躊躇します)


当然いろんな圧力がかかっているでしょう。インターネットに公開されたブログですから、万人が見ることが出来ます。宗門内の汚れた部分が書かれているわけですから、批判対象にされた人も必死になるでしょう。


私はそこに書いてあるような宗門トップの方たちのことはさっぱり知らないのですが、きっとまあ、なんというか、これだけ書き続けるのには様々なご苦労があると思います。


誰もやましいことをしていないのならそれで良いのです。みんなお坊さんですから、自分の身は自分で清められるはずです。清める気になってくれることを望みます。
もしも当事者が現状をいつまでも認識出来ずにいたら、遠くない将来に、曹洞宗自体が世の中から消えていくことでしょう。道元禅師様を始め歴代のお祖師様方には大変申し訳がないのですが、それもまた、仕方のないことです。


ただそれでも、ちゃんとした僧侶はいるわけです。宗派が無くなっても、そうした僧侶がいなくなるわけではありません。祖師方が行い続けられた衆生の救済は、そうした僧侶によって続けられていくことでしょう。願わくば、私もその中の一人に入れるように、精進を続けたいと思います。