書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

初どきと、護持会総会

今日から初どきが始まりました。15日までの6日間、毎晩年頭のご先祖供養をお勤めします。お檀家さんは班に分かれていますので、だいたい2班ずつをひとまとまりとして日を決めて、本堂に集まっていただくのです。通常は位牌堂に安置されているお位牌を、本堂須弥壇前に作った棚に移し、皆さんと一緒にお勤めをいたします。


今日は35件分。つまりお位牌を35個と、戦死された方のお位牌は別にありますので、それが何個か。それを運び出し、また元の位置に戻すのが大変で、初どきの大変さのほとんどがそこにあるといっても良いでしょう。


今日は暖かでしたが、明後日以降は冷え込むようですので、この作業も辛さを増します。


そういえば、我が穴水家のお位牌は位牌堂に無いんだなぁと、初めて気づきました。


引き続き、護持会総会が開かれます。護持会とは、お寺を守り維持していくことを目的とするお檀家さんの会です。会長は住職。総会ですから当然全会員=全檀家さんが集まるのが望ましいのですが、日程的には会場的にも無理があるため、通常の総会は初どきに合わせて、2班単位で開催されます。


大きな事業がなければ、護持会会計の予算決算の承認を求めるのみで話し合いは進みます。ですので、六晩に渡って同じ内容の予算決算の説明を行うわけです。私は当然毎晩出席しますので、初日は良いのですが、日を重ねる毎に説明が終わるまでの時間が長く感じるようになっていきます・・・


同じように大変なのが会計さん。2人でお勤めいただいてますので、負担を半分ずつしょってもらって、三晩ずつ出席していただきます。大変なご苦労をおかけしています。ちなみに総代さんは毎晩です・・・