書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

いつのまにやら稲荷様

明後日は稲荷様の大祭です。宇津山稲荷大明神様のお祭りですよ。明日は稲荷殿の掃除に始まり、各種準備が目白押しです。前日準備には婦人部の皆さんにお越しいただいて、昼食のおもてなしのための準備をします。炊き出しで、ごはん、味噌汁、ネギぬた、おからを作り、その他、たくあん、あぶらげを並べます。お稲荷さんだけにあぶらげは欠かせません。その炊き出しに使う道具類の準備です。洗ったり乾かしたり、大変です。お世話人さんは当日、受付や胡麻擂りの仕事があります。稲荷殿での受付は寒いですし、胡麻擂りは体力勝負。どちらも大変です。



くれどきに回っていても、お稲荷様の話題が多く出ました。正太寺のお檀家さんにとっては、一大イベントですからね。お檀家さんは、婦人部の役員さんを通して事前にご祈祷の申し込みをします。申込時に食券がもらえますので、それをもってお祭り当日、稲荷殿へ行くとお札がもらえ、昼食を食べられます。食券は一枚だけでも、どんぶり勘定なので、家族であれば何人かで来ても食べれてしまいます。


お渡しするお札は朝ご祈祷をしたものです。その時点ではまだどなたから申し込みがあったか判明していないので(婦人部の皆さんがお手伝いに来ながら、集計表を渡してくれます)、個人名はお唱えせずにご祈祷をしてあります。


そして昼食が一段落した午後、お世話人さんと婦人部の皆さんに稲荷殿へ入っていただき、ご祈祷をします。この時に、申し込みされた方のお名前を読み込みます。都合、1つのお札に対して2回ご祈祷をしていることになります。


そんな具合に進んでいく稲荷様のお祭り。何度も書きますが、明後日日曜日です。どんな様子か、ぜひ見に来てください。