書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

久しぶりに漫画本を読んでみる

好きなんですよ、コータローまかり通る!。柔道編の1巻が手の届くところに転がっていたので(しかも随分前から)、パラパラとめくっていたらなんとなく読み進めてしまい、久しぶりに一冊読み終えてしまいました。


漫画本は読み進むのが速いですよね〜


漫画本が教育に良いかどうかは分かりませんが、何かを読むという行為は、頭に刺激を与えてくれます。その結果、仕事なり趣味なりで新しい展望が開ければ、万々歳ではありませんか。


そういえば昨日の現職研修会で、講師の先生が今求められているお寺の役割について力説されておられました。興味の対象としては、その前段階としてお話になられた、なぜ新興宗教に夢中になる人がたくさんいるのに、既存の、特に伝統仏教は信者が離れていく傾向があるのかという話の方が強くひかれたのですが、自分の出来ることという点では、求められるお寺の役割を的確に把握して、それにかなうようにお寺を再構築していくことの方が大切です。


私が考えているお寺の姿と、お話の中にあったお寺の姿は、基本となる部分では同じものであると理解しました。人が集まるお寺にする。人が集まりやすいお寺にする。敷居の高い空間ではなくて、落ち着ける場所、自然と行きたくなる場所、そういう所にする。そういうお寺になることが、まず最初のステップになるはずです。


なんとなくコーヒーが飲みたくなってコーヒーショップに入る感覚で、お寺に来てもらえるようにしたいのです。そのために出来ることをいろいろ考えてきましたが、今回のお話を聞いて、ペースを上げて実行していかなければならないと感じました。どうしましょ。実行力が伴わないよ。


関連するお話の中で、他宗派ですが、出前坐禅をしている和尚さんがいるそうです。どこかの公民館とかに招かれていくのではなくて、希望された家庭の中に入っていって、例えば夕食後の時間に家族みんなで坐禅をするんだそうです。一緒に座るのか、主に指導をするのかは分かりませんが。
たいそうな人気で、体が追いつかないんだとか。今はまだ難しいですが、子どもが小学生ぐらいになったらこれはやれそうですね。