書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

バイクですよ、バイク

先日、宗務所に原付が導入されました。


あっ。
宗務所の開所日はカレンダー通りですので、いや、そうでもないか。連休と連休の間だから休みにしちゃう、というのは無いのです。世間はゴールデンウィークでも、今日は平日ですから出勤です。


お昼ご飯にお弁当を買いに行くことになりました。宗務所付近の地理にも不案内で、どこにお店があるかも分からず、しかも原付でという話で、少ししぶった私でした。でも買いに行くことに。主事さんが、おれが買いに行くよー、と言ってくださったのですが、書記の私が居るのに主事さんに買いに出向かせるわけにはいきません。ちょっとはプライドがあるのです。


そんなわけで、おそらく、教習所以来の公道バイクです。買いたてのバイクですからエンジンのかかりも最高なのですが、ハンドル部分でアクセルというのは相変わらず違和感があり、その手で同時にブレーキも操作しなくてはならないという複雑さに、戸惑うことしばし。
変じゃないですか、やっぱり。車なんか足まで使うというのに。


宗務所から道路に出るまでは、天林寺さんの広大な敷地があります。その間がちょっとした練習区間です。なんとか30キロは出していられることが分かり、信号無しなら1分ほどの距離のお弁当屋さんまでなら十分行けそうと、一人で思いこみました。


しかし道路に出てみると、怖いですね。
交差点で右折帯があるので3車線。車はたくさん。その中に入ると、原付はあまりにもちっぽけです。原付はよく、信号待ちの車の脇をすり抜けて先頭に出たりしますが、日頃からそれをうっとうしく思っている私はそれもせず、完全に車の行列に埋もれて信号待ちしてました。


あの間の何とも言えない不安感といったら。
しばらく乗ってれば慣れるのでしょうけれどねぇ。今はまだ怖い怖い。たぶん高校時代の自転車の方がスピード出てましたよ。


それでもなんとかお弁当買って帰ってこれました。自転車で行くとお弁当持って帰れませんから、どうしても原付がいるのです。車で行くにはバカらしいほど近いですし、でも徒歩だと時間がもったいないぐらいの距離だし。
原付のシートの中にお弁当をすっぽりと納めて帰り道。お尻の下に食べ物を入れて良いのかな、とふとよぎりました。
気にしない気にしない。


もうちょっと走って慣れて平気で出歩けるようになれば、気軽に文具などを買いに出かけられそうです。浜松の街中は、車で移動するにはあまりに走りにくいですからね。少し行動範囲を広げて、バイクを活用したいと思います。