書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

今日は前日準備

浜松市は天林寺様をお借りして開催される宗務所主催禅スクール。とうとう明日となりました。明日に備えて今日は準備に行ってきました。
実を言いますと、なにか準備をすることがあるのかなー、と単純な疑問にとりつかれながら出かけたのですが、実際に始まってみると(私は遅刻でしたけど)、最終打合会でした。


打ち合わせすることはまだまだたくさんありまして、私の担当する食事作法のお勉強タイムも、詳細に打ち合わせが行われました。
お勉強タイム自体よりも、食事作法自体についてでしたけれどもね。本来の作法に則っての食事はちょっと教えたぐらいでは難しいのです。私たち僧侶でも、修行中に一週間がかりでみっちり仕込まれました。修行の一番最初に時間をかけてたたき込まれることですから、それほど重要であり、大切であり、難しいのです。


それを、なるべく分かりやすく、覚えやすく、それでも本来のエッセンスはなるべく失われないように簡素化して禅スクール独自の食事作法を仕上げていきます。昨年は普通の畳敷きの部屋で行った食事を、今年はより本来の形に近づけて僧堂で行うことにしましたので、その際のお坊さん側の動作の確認もしました。ほとんどの人にとって修行以来のことなので、みんななんとなくわくわくしています。


食事作法についての打ち合わせも一段落し、その他の事項もいくつか検討・確認し、会場のセッティングをほんのちょびっと行って、解散となりました。「準備」と言えるものはこのセッティングだけでしたが、最終打ち合わせは十分に中身のあるものでした。(もっと早く決めておけば、という突っ込みは勘弁してください)


昨年と同じような形で今年も開催し、来年もおそらくは似たような形での開催となるでしょう。昨年よりは勝手が分かってきて打ち合わせや準備の負担が軽減されているように思えますから、来年はさらに軽減されることと思います。
ただ、メンバーが少しずつ入れ替わりますから、そのあたりがどう影響するか。
宗務所の職員もこの12月で入れ替わりですからね。はてさて。


準備は大変でしたが、やり終えた後の満足感はひとしおだった昨年の禅スクール。今年も昨年以上に充実したものになるように、最後の一踏ん張りをがんばりたいと思います。